“野球肘”は受動喫煙が原因だった?!
先日、プロ野球団の完全禁煙化の報道を紹介したところですが、
→野球チームも全面禁煙に
野球によるケガの代表格、「野球肘」は、喫煙親からの受動喫煙でなる可能性が強いとの記事です。
親の喫煙が子供の野球肘の一因に!? 整形外科医「障害からの回復が遅れる原因にも…」
=『full-Count』2020/2/10 19:30=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“野球界では長きに渡って喫煙習慣が“容認”されてきた”
“スポーツに対する喫煙の影響については、現在ではほぼ語りつくされた感がある。しかし、少年野球の現場での大人の喫煙は根絶される気配がない”
“アスリートにとってタバコは「百害あって一利なし」”
“さらに喫煙習慣のある親は、わが子に深刻な健康被害を与える可能性がある……
タバコを吸う人とともに室内にいる子供は「副流煙」と「主流煙」が混ざった煙を吸う。
……野球少年の主要な健康被害にはOCD(離断性骨軟骨炎)があるが、最近の研究では、受動喫煙が、OCDを引き起こす原因の一つではないかという説が有力なっている”“「子供を病院に連れてくる親御さんの中には、待っている間、喫煙スペースで煙草を吸う人がたくさんいます。帰りの自動車の中でもタバコを吸いながら運転する親も多いんです。そのタバコがわが子の肘の障害につながり、障害からの回復が遅れる原因にもなっているのです。それも説明しているのですが、しっかり聞いてもらえなくて」”
“野球とタバコの関係は根深い。しかし、これを断ち切らないと、野球の未来はないといえるのではないか”
野球肘に限らず、あらゆるケガ・病気は受動喫煙で治りにくくなったり悪化したりするものです。
これはスポーツ上の問題というより、児童虐待、人権問題と言えるでしょう。