少なすぎる禁煙の場所~喫煙者は激減したのに? ~過去との比較を再確認
ブームになった『日本がもし100人の村だったら』になぞらえた、図解でわかりやすい情報がありました。
三年前の記事ですが、’60年代の情報もありますし、禁煙店の数はそう増えていません。
改正健康増進法や各自治体の受動喫煙防止条例の全面施行の前に、おさらいしてみましょう。
喫煙者はこんなに減ったのに,なぜ禁煙の飲食店はまだまだ少ないのか?
=『おまきざるの自由研究』2017-03-08=
以下、一部の抜粋ですが、ぜひ上記リンクを一からお読みください。(以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります)
“100人の村の飲食店は ,84人の非喫煙者と16人の喫煙者,どちらの顔を向いて商売してるのでしょうか?
……この項では10000人の村にある48軒の飲食店,という前提で話を進めます.……禁煙の飲食店は
A:食堂・レストラン等25軒のうち5軒
B:バー等17軒のうち0.4軒
C:喫茶店6軒のうち1軒
48軒中,たった6.4軒という結果になりました.……1割ちょっと(13.3%)しかないのです.
なお,バーのうち禁煙にしてるのは5.6%,居酒屋は2.6%とのことです”
“私は時間とお金を使ってお店に入ったのに煙草の煙でイヤな思いをするのはまっぴらごめんですから,外食するときどの飲食店に入るかは味と価格以前に店が禁煙かどうかで決めることにしています……でも……禁煙の飲食店は全体のせいぜい1割……分煙と禁煙を合わせても対応店はまだ26%にすぎません.今や喫煙者のほうが完全少数になったというのに,多数を占める非喫煙者のほうが数少ないお店から選ばざるをえないのが現状です”
分煙について。(引用が前後しますが)
“分煙という言葉がメディアに初めて出たのは1985年の朝日新聞 とのこと(分煙 – Wikipedia).それから少しずつでも禁煙・分煙の店が増えてきました.
しかし,分煙してると言っても喫煙空間と禁煙空間がつながっていれば環境タバコ煙の侵入を防ぐのはむずかしいです”
“分煙という言葉が登場してから30年以上の時を経て,味・価格・雰囲気等で飲食店を選べる時代が健康増進法改正のおかげでようやく訪れることは,福音以外のなにものでもありません”
画像は記事に引用されていた、厚労省「受動喫煙防止対策徹底の必要性1」。下半分の説明・絵は余計ですね?
“健康増進法改正原案について大いに賛成する人は53.3%,やや賛成する人は19.7%であることを付け加えておきます(九州看護福祉大学プレスリリース2017年3月2日)
願わくば,店内禁煙のみならず,店の入り口・路上等も含めて禁煙にしてほしいものです.日本はカリフォルニア州ベルモント市と違ってアパートやマンションの自室で喫煙しても罰則がないのですから”