コンビニ灰皿 “撤去実験” その後~大分県
昨年、大分県でコンビニ灰皿の一斉撤去の「実証実験」が行われ、当サイトと『STOP受動喫煙 新聞』でも紹介しましたが、
→県の多くのコンビニで灰皿撤去に!~大分県の先進的な取り組み
→コンビニ灰皿の一斉撤去“実験”続報=意見を募集しています
→『STOP受動喫煙 新聞』第28号 – 2019年・秋号
実験終了後、各コンビニでは喫煙所を復活したか、どうなったか、の続報が地元紙でありました。
コンビニ灰皿、撤去継続3割止まり 昨年の大分県実証実験後
=『大分合同新聞』2020/03/29 03:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“県が呼び掛けた受動喫煙防止の実証実験(昨年9月17日~10月末)で、店舗から灰皿を撤去したコンビニ計253店のうち、実験終了後も継続したのは3割の76店にとどまった”
“対策の必要性は理解しながらも、本格的に踏み切りにくい実情が垣間見える”
“「ポイ捨てで周囲が汚くなった」との声がある一方、「飲みかけや食べ残しの放置がなくなった」「携帯灰皿の購入が増えた」といったプラス面の効果も”
県のサイトにも出ています。
前回当欄でも書きましたが、灰皿がなくなっても、ふつうはポイ捨ては増えないはずです。
大和浩教授が確かめた福岡のコンビニの例も『STOP受動喫煙 新聞』第26号 – 2019年(4月)春号で記したとおりです。
増えた、ということは、灰皿が無くても平気で吸う土地柄で、また店頭の違反喫煙を許しているから、ではないでしょうか。
新宿区のあるローソンの店頭掲示(会員提供)。
灰皿もないのに店頭で喫煙する者が多かったので、会員が本社に申し入れたところ、翌日にはこの掲示がなされていて、違反喫煙者には、店員が飛んで行って注意をするようにもなったそうです。
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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