感染危険性の「喫煙所」と「喫煙者」~報道続々(報道その2)
感染大騒ぎが続いているなか、もともと最も有害危険な場所である喫煙所こそ、“3密”の典型で、即閉鎖すべきですが、一部の良心的(常識的)企業・施設が行なったのみで、まだ世間には、喫煙所が、あふれかえっています。
当機構や各団体、当機構の松沢理事も緊急要請を送っていますが、たいして進んでいません。
→≪緊急要請≫ 最も感染の危険性が高い「『喫煙所』の休・廃止を」受動喫煙撲滅機構は神奈川県・県知事に要望を送付しました ’20年3月23日
→「喫煙室閉鎖の要請」を松沢成文理事が首相と厚労相に提出
→その他、末尾にリンク ’20年4月11日
腐った日本のマスコミでは、広告収入に安易に依存しているため、タバコ問題はタブーとされ、あまり触れられてこなかったのですが……、
喫煙所問題については、さすがにいくつかは取り上げられるようになりました。喫煙者の感染・重症化に触れている記事はさらに多くあります。
先日の紹介→やはり喫煙所は感染の危険大・喫煙者には要注意を~報道その1に続き、ネット記事で目についたものを、公開順に列記します。 ※例によって色違いの記事名クリックで原文へリンク、囲みはその抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
まずはいち早く論説をあげた、当サイトでおなじみ石田記者の記述から。
新型コロナ感染症:「喫煙室」が感染源になるのは本当か
= 石田雅彦 | ライター、編集者 4/9(木)17:04=
“感染では、いわゆる「3密」、つまり多数の人間が換気の悪い狭い区域や場所に集まり、濃厚接触し、会話や発声をするような環境が危険とされている。
パチンコ店などは……少なくとも対象都道府県のパチンコ店に対して休業要請が出され、その危険性は低くなっているようだ。
一方、危惧されているのが、改正健康増進法が全面施行されてタバコを吸える場所が少なくなった喫煙者が集まる喫煙室や喫煙所だ”“すでに、喫煙室で感染したと推測される事例が発生している”
“……感染が判明している男性(50代)Aさんが、同じ会社の同僚男性(30代)Bさんと喫煙室で一緒になり、30分くらい仕事について会話したことがあったことでBさんに感染したのではないかとしている”
“「密閉された喫煙室はドアがあり、そのドアノブや手すりなどを触った手でタバコを扱い、口にくわえるという接触感染の危険性も大きいといえます。また、会話や咳、くしゃみが届く距離に喫煙者が密集し、タバコを吸うためにマスクを外すので新型コロナ感染症の粘膜感染、吸入感染のリスクも上がるでしょう」(大和教授) ”
“感染拡大を防ぐためには、まず人々の行動変容が重要とされる。喫煙室や喫煙所で感染するリスクがあるなら、こうした施設の管理者は、その一時的な使用停止も考えるべきだろう”
以下、一般報道。
喫煙所に感染リスク、閉鎖を 学会、禁煙も勧告 新型コロナ
=『JIJI.COM(時事ドットコムニュース)』2020年04月09日19時28分=
“日本禁煙学会は9日までに、喫煙所や喫煙室を緊急に閉鎖するよう求めるとともに、禁煙を促す呼び掛け文をホームページに掲載した。喫煙所などに新型コロナウイルスの感染者がいて、近い距離でたばこを吸った場合、濃厚接触となって感染するリスクがあるという”
“喫煙者は肺や免疫力へのダメージにより、新型コロナに感染した場合、重症化して死亡に至る恐れが非喫煙者より大きいと指摘”
コロナ重症化の要因は「喫煙」…国内の新型コロナ死者、菅長官「7割強は男性」
=『読売新聞オンライン』2020/04/09 22:09=
“菅官房長官は……「感染者全体に占める男性の割合は約6割だが、死者に占める男性の割合は7割強」と説明”
“専門家は、新型コロナウイルス感染症が重症化しやすい要因の一つに、喫煙を挙げている”
まだ記事は出ています。続きは後日に掲載します。
新宿駅西口に新設された喫煙所の、“感染対策の喫煙”掲示と、全景。(’20年4月11日土曜。画像はクリックで拡大します)。
この日は“自粛”で新宿もほとんどの店舗が休業、人が極端に少ないなか、喫煙所がもっとも密集していました。
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