“在宅”で受動喫煙被害が増えています
ここのところ、報道が多いので、昨日今日と日に二回のニュースをあげます。※NHKニュースは非公開になるのが早いこともあります。必要な人はワードなどに保存しておくとよいでしょう。
感染さわぎで、家にいるのが増えた結果、住宅での受動喫煙が増えているとのこと、
「やはり」と思いました。まず、以下ニュースへのリンクをお読みください。
在宅勤務増加でタバコのにおいや影響気にする声相次ぐ
=『NHK NEWS WEB』2020年4月16日 5時39分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“在宅勤務に移行する人が増える中、家の中やベランダなどでタバコを吸う人が増えていることを受けて、SNSにはにおいや受動喫煙による影響を心配する声が相次いで投稿されています”
“「うちのマンションもテレワークが増えているのか、ベランダがタバコくさい」とか、「緊急事態宣言で、お隣がタバコ吸いまくってて、においがこちらまでやってくる」などという投稿が相次いでいます”
“近隣住民の喫煙に対してだけでなく、家にいる時間が増えた家族の喫煙に対しても向けられていて、煙のにおいが洗濯物につくのが迷惑だとか、窓が開けられないというもののほか、子どもにも悪影響だなどと受動喫煙による健康面への影響を懸念するものも”
“日本禁煙学会の作田学理事長……「タバコの煙は、風がなくても半径8メートルほどの範囲に広がるし、風があると30メートル以上離れたところにも……ベランダで吸ったタバコの煙はサッシから家の中に入り込む……せめて感染拡大が収まるまでの間だけでも禁煙を心がけてほしい」”
長年の当機構や当方「横浜 受動喫煙 学習・相談 定例会」への相談者には、住宅の受動喫煙被害が最も多いのですが、その方たちには、引退された高齢者・専業主婦またはそれに近いパート主婦・失業者・家で仕事している人、といった、在宅時間が長い人が目立ちます。
逆に、高齢の隣家がリタイアして、または引っ越してきた人が在宅勤務のようで、いつも自宅でタバコを吸うようになって被害が始まった、という、加害者側の在宅の問題も多く聞いており、まさに報道の例に当てはまります。
しかし、そのような被害の方たちには、家を空けていることが多い家族からは、被害を理解してもらえない、という声も多くあります。これを機に、今まで被害に気づかなかった人たちの意識が高まれば、とも思います。
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