子どもへの、受動喫煙の学習記事
『朝日新聞』で、子ども、小学生を対象にした、受動喫煙問題の解説記事がありました。“世界禁煙デー”(毎年5月31日)を前にした掲載です。
大人にとってもわかりやすいので、参考になると思います。
たばこの害を知り 命を大切に
=『朝日こども新聞』(朝日小学生新聞)2020年5月27日 08:30=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“5月31日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」です。……健康を守るため、対策をさらに進める必要があります”
“ほかの人のたばこの煙を吸いこむことを「受動喫煙」といいます。……受動喫煙をなくそうと、「改正健康増進法」により、……学校や病院、行政機関の庁舎などは屋内が完全禁煙に……事務所や飲食店などにも規制が広がり……原則として禁煙になりました”
“同じく今年4月に全面施行された東京都の「受動喫煙防止条例」は……従業員を1人でもやとっている店は原則として禁煙で、国の法律よりも強化された内容となっています”
“ほかの人が吸ったたばこの煙にさらされる「受動喫煙」で約1万5千人が亡くなるという推計もあります”
“「……加熱式たばこの場合にも、ニコチンや発がん性物質はふくまれている」”
“たばこを吸う人は、新型コロナウイルスによる肺炎が重症化したり、亡くなったりしやすいことも、最近の研究で明らかになっています”
スモークフリーキッズ(千葉県君津市)主催のポスター展入賞作品より。
毎年、このWorld No-Tobacco Day(“世界禁煙デー”)当日や前後の一週二週は、禁煙運動のイベントが各地で行われていましたが、今年はすべて中止となってしまいました。改正法や条例の施行の現状やこれからを学習したり、仲間と情報交換をしあったりするよい機会なのですが、ざんねんです。
今後の再開イベントについてはなるべく当機構サイト本欄にて紹介します。地方の情報もありましたらお寄せください。
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
小学生にもよくわかる「受動喫煙防止法」(改正健康増進法) 成立 ’18年10月
“子ども受動喫煙”の撲滅をすすめる保健指導パンフ『子どもにたばこを吸わせないで! STOP!受動喫煙』 ’19年12月31日
「未成年者喫煙防止ポスターコンクール」入賞作品~東京都 ’20年1月2日
「World No-Tobacco Day」は“世界禁煙デー”? “禁煙の日”でよいか? ’18年5月31日