禁煙ホテルのアンケート結果 「禁煙室を選ぶ」88%超 ~ 全国・全室禁煙「コンフォートホテル」の大規模調査
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記事名下の囲みは抜粋、「……」は中略・太字化は引用者によります。
「全店・全室禁煙」を、大規模チェーン(50軒以上)としては全国初となる’18年5月より展開、当時はテレビなどでもよく報道されたホテルの企業が、禁煙・喫煙に関するアンケートを行ないました。(募集を知ったのが締め切りぎりぎりでしたので、お知らせできずすみません。)
その結果が発表されましたので紹介します。なんと1万4千人を超える回答数とのことで、それだけ関心が高く、調査の信頼性も高いとおもわれます。
禁煙・喫煙に関するアンケート 結果発表
=株式会社チョイスホテルズジャパン(コンフォートホテル)公式サイト2020.05.29「お知らせ」=
喫煙か非喫煙かの質問が中心ですが、以下、受動喫煙に関する箇所の抜粋です。「……」は文省略・太字化は引用者によります。
Q.ホテルを選ぶ際に、禁煙についてどの程度意識しますか?
禁煙選択率88.4%=「必ず禁煙の部屋を選ぶ」71.0%・「できるだけ禁煙の部屋を選ぶ」17.4%
禁煙タイプの部屋を選択する方が圧倒的!!
さらに、禁煙者の割合よりも、禁煙タイプの部屋を選ぶ方の割合の方が高いという結果に。
たばこを吸う方も、においや清潔感を意識して禁煙タイプの部屋を選ぶという方々もいらっしゃいました。「全室禁煙だと安心して予約ができる」、「全室禁煙だから気持ちよく過ごせる」といった声を多くいただき、全室禁煙はお客様がホテルを選ぶ重要なポイントの一つであることがわかりました。
要するに、非喫煙者の割合(87.5%)より、禁煙の部屋を選ぶ人が若干多い、つまり喫煙者でも禁煙の部屋を選んでいる人がいる、ということです。
☆当機構サイト掲載にあたり、事前にコンフォートホテルの本社(株式会社チョイスホテルズジャパン)に連絡したところ、上記のグラフ画像データや下記の報道その他の情報を送っていただけました。ご協力に感謝いたします。
禁煙化した当時からの、ホテルの公式サイトの告知は以下。
空気まで心地よい客室を、すべての人に。
“全国50軒以上の規模を展開するホテルとしては日本初の全室禁煙化”
“これにより受動喫煙などの問題も解消され、同室のお客さまや、同じ時を過ごされるほかのお客さまにも快適な環境を提供いたします”
“ファミリーや外国人のお客様も増加し、これまで以上に受動喫煙や三次喫煙(サードハンドスモーク)などに配慮が必要であると考えました”
“全ての皆さまに安心してご宿泊いただけるホテルを目指して、全室禁煙化をいたしました”
全店・全室禁煙達成当時の動画報道もあります。(同社ご提供)
5月31日世界禁煙デー 全国56軒・約9,000室を展開するコンフォートホテルが全室禁煙化
=『NewsTV』2018-06-01 16:36=
2020年を見据え、受動喫煙の対策が進んでいる中、サードハンドスモークと呼ばれる三次喫煙(喫煙によって壁や衣類、髪の毛にタバコの煙が付着した際の影響)に関心が集まっている。このような背景を受け、コンフォートホテルでは、喫煙だった客室を全室クリーニングした。
喫煙場所は?~「敷地内完全禁煙」ホテルも
なお、室内以外に喫煙場所はあるか、について、ホテルのサイトの、「お問い合わせ/Q&A」→「館内施設・設備」→をクリックすると、最初に「喫煙できる場所はありますか?」が出てきます。そこには、
「ホテルにより喫煙室を設け……※ホテルによっては館内・館外とも喫煙スペースを敷地内に設けていないことも……」とあります。
宿泊のさいは、予約時によく確認しましょう。(喫煙所がある場合、その近くを避けて部屋へ行き来できるか、など。また早く撤去するよう、ひとことリクエストしましょう。)
以下はアンケート報道を見て興味を持った会員が行ってきたという、東京東日本橋のチェーン店の様子です。
ホテルの周辺も「路上喫煙禁止」となっています。(最後の二つは路面)
☆このアンケート結果は、『STOP受動喫煙 新聞』31号にも掲載しています。