通報システムが功を奏したか ~ 千葉市、違反店への指導を継続

 画期的な、見つけた違反を市民が簡単に通報できるシステムを導入した千葉市が、(→以前の報道=受動喫煙被害をカンタンに通報できるシステムが開始!=千葉市 ’19年12月)
それを活用し、ちゃんと違反店への指導を行なっているようです。
 他のいい加減な自治体に見習わせましょう。

 千葉市受動喫煙防止条例 半年 違反135店に改善指導 ライン通報は450件
  =『千葉日報』2020年10月17日05:00=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“条例の施行から今月で半年が経過した。罰則の適用はなかったが、市は同条例違反などの飲食店135店を確認し指導を実施。……「ライン」の受動喫煙SOSシステムには約450件(9月末現在)の情報が寄せられた”

“同条例は……改正健康増進法より踏み込んだ内容で、同法が……規制対象から外した既存の小規模飲食店も、従業員がいる場合は喫煙専用室を除いて屋内禁煙……違反者には市が是正命令を出し、従わなかった場合は5万円以下の過料を科すなど独自の罰則も”

“約430店から喫煙の届けが出されている”

“約4千店の実情を調査したところ、135店で同条例や同法への違反を確認。喫煙標識の不掲示が大半の126店で、喫煙不可なのに喫煙をさせているのが6店、喫煙目的店の要件を満たしていないのが3店だった。違反店には職員が訪問し、口頭で改善指導を行った”

“SOSラインは約650人が利用登録。「禁煙の店内でたばこを吸っている」などの通報が寄せられており、コンビニやたばこ販売店が出入り口近くなどの店外に設置した灰皿での喫煙に関する苦情も。同法は屋外の喫煙スペースに対して受動喫煙防止の配慮義務を定めており、市は灰皿の移設や撤去を求めた

“受動喫煙対策室は……継続して強化。飲食店や事業所を巡回する会計年度任用職員を2人から県警OBを含む計6人に増員しており、職員も加わって市内事業所約2万7千カ所全てへの巡回を進めている”

 千葉市サイト「受動喫煙対策

 『「千葉市受動喫煙SOS情報受付窓口」のページ』(以下の画像をクリックするとサイトの通報欄になります)

 千葉市民でなくても遠方の人でも、同市での違反を知ったらぜひ通報してあげてください。
 (ちなみに、神奈川県の対策部署に以前きいたところ、通報があったほうが動きやすいので歓迎している、と言っていました。どの役所もそうだと思います。)

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 千葉市がさらに長い「受動喫煙防止条例」啓発動画を作成・公開しました♪ ’19年4月

 検査で証明し“子ども受動喫煙”撲滅へ=千葉市 ’19年9月

 “小さな街でも条例は効果的” 入院数減少・罰則なしでも有効 ’20年6月

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