「パチンコの受動喫煙対策」…? 加熱式タバコ利用席や喫煙室設置の営業策
改正法施行後のパチンコ店の対応の記事がまたありました。
業界の“取り組み”の報道、ただし、題とやや違い、受動喫煙への対策ではなく、法の抜け道を利用した、営業策についてです。
【パチンコ業界の受動喫煙対策(上)】改正健康増進法で加熱式たばこエリア急増、利用可能店客足に顕著な伸び
=『zakzak(夕刊フジ公式サイト)』2020.11.11=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“喫煙率が年々下がる中、高い率を維持しているのがパチンコ店。改正法は、業界全体に多大な影響を及ぼすといわれていた。そこで業界が注目したのが「加熱式たばこ」だ。改正法では……専用エリア(フロア)を設ければパチンコをしながら使用できるからだ”
“「4月から5月の段階で加熱式たばこプレイエリアを備えている店は全国で60店程度。コロナ禍による休業要請もあり、夏ごろまでその数に大きな変化はありませんでしたが、営業再開が本格化して以降、専用エリアを設ける店が急増しています」”
“パチンコ店の喫煙ルールが検索できるサイト「パチモク」……10月末時点で加熱式たばこプレイエリアを完備している店は600店近く”
翌日の続編。
【パチンコ業界の受動喫煙対策(下)】ピーアーク、業界内でいち早く分煙化推進「もともとパチンコとたばこの親和性高い」
=同上2020.11.12=
“28店舗のパチンコ・パチスロ店を展開するピーアークホールディングスは……「加熱式たばこプレイエリア」を導入。10月末現在で導入店は13に及んでいる”
“ ピーアークは2006年12月、業界内でいち早く、喫煙者と非喫煙者の両方が快適に楽しむためのエチケット「パチケット宣言」を開始し、各店舗の分煙化を進めてきた”
“改正法の全面施行に際しては……「……大きな混乱はありませんでした」……「法改正による変更なのでお客さまも受け入れやすかったのだと思います」”
“パチンコ店利用者の喫煙率を業界は約6割と見ており……業界全体の動きに倣い、同社も加熱式たばこに注目……「……周辺環境やお客さまの加熱式たばこの利用率などを見ながら順次、加熱式たばこプレイエリアを設けました」……今後も需要があれば導入店を増やしていく方針”
“「もともとパチンコとたばこの親和性は高く、たばこを吸うためにご来店いただく方も多かったと思います。吸う方も吸わない方も楽しんでいただくために、喫煙環境については今後もさまざまな形で取り組んでいかなければと思っています」”
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