階下からのタバコ臭への苦情に対し、不動産屋とオーナーが暴挙に…!
住宅の受動喫煙問題・被害の声を多く取り上げている(当サイトでも何度も引用させてもらっている)タウン紙で、あらたなひどい被害の例があげられました。
「下の階から漂ってくるタバコ臭が部屋中を侵食。苦情を言うと『辞めません』と宣言し、なぜか私が追い出されそうに…」(千葉県・40代女性)>
=『Jタウンネット』2021.04.17 17:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“窓を開けていないのに、部屋に煙草の匂いが漂ってきます”
“1階にヘビースモーカーが3人も住んでいて、立ち込める匂いが酷いという。
玄関やリビング、キッチン、寝室にまでたばこ臭が侵食。クローゼットの衣類がたばこ臭くなっていることもしばしば”“手紙を書いて、やめて欲しいと訴えたという。
ところが、この行動がきっかけで、彼女はアパートのオーナーから契約更新をしないと言われてしまった”
読み進むのもツライ、腹立たしい状況です。
記事は、被害者の声を続けます。
“何度か階下住人の部屋に直接手紙を入れましたが、「たばこは辞めない」と言われました”
“ところが、ヘビースモーカーたちが不動産屋さんに、手紙のことを告げ口したんです。
すると不動産屋さんは、階下の住人の話しを鵜呑みに。
そして、こちらの話は全く聞かず、オーナーにあることないことを吹き込んだのです。
私が悪者にされ、オーナーも更新しないといいだし、追い出されそうです”“私は現在不妊治療中で、軽い喘息もちなのですが、そんな事情を全く取り合ってもらえません。
もし妊娠したら胎児に影響がでるので、内容証明を送り断固たたかう気でいます。
不妊治療で大枚はたいているんです。オーナーから退去を迫られたら……引越し費用や迷惑料、慰謝料等を請求することに決めています”
ひどい話ですが、被害者が強気で断固闘う意志であることが読んで救われます。
千葉の方とのことですが、ぜひ私たちの活動、リモート例会などに参加していただいて、活動者や弁護士の応援をえて、成果をあげてほしいところです。
画像はサッシを閉めていても隙間から煙が入ることなどの説明、『STOP受動喫煙 新聞』32号(’20年10月)の大和浩教授の論説より。
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