「違反職員」のために、喫煙所を復活させようとしている自治体 =広島=
読んで我が目を疑った、異常な話です。
広島市にある庁舎で、全国どこの行政・自治体(役所・庁舎)でも進んでいるように、喫煙所を撤去したところ、なんと職員が路上で喫煙するようになったため、喫煙所を再度もうける、ということです。
広島合同庁舎喫煙所が復活 「マナー違反やまず」9月にも
=『中國新聞デジタル』2021/8/12 22:51=
※ヤフーニュース題は 喫煙所復活へ、広島合同庁舎 職員が庁舎外で喫煙 「マナー徹底困難、周辺への迷惑防ぐため…」8/13(金) 7:02配信
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“改正健康増進法の一部施行で喫煙所を2019年6月末に全廃した広島合同庁舎……が、今年9月にも喫煙所を「復活」させることが12日、分かった。職員による路上などでの喫煙で苦情が届き、「マナー違反が改善できそうにない」……として、関係機関の合意で方針転換した。広島県医師会は「時代に逆行している」と批判している”
“喫煙所は……市道に面した屋外駐輪場(920平方メートル)の一部を、高さ約2メートルの仕切りで囲む。今月中に設計し、9月の完成を目指す。整備費は未定で、23機関で分担する”
“ 行政機関は19年7月1日の改正健康増進法の一部施行で、敷地内が原則禁煙となった。合同庁舎には19年6月末時点で、1~4号館のそれぞれの1階に屋内喫煙ゾーンがあったが、施行に合わせて全面撤去した。改正法は受動喫煙を防ぐ措置を取れば屋外喫煙所を設置できるとしているが、当時は原則通り対応した”
“「職員らしい人が庁舎外の民有地で喫煙している」などの苦情が5件、寄せられ……今年6月下旬に対応を協議し、「不適切な喫煙を防げない」として喫煙所の復活を決めた”
“最寄りの公園や路上には……市が設置した喫煙場所が3カ所ある。苦情の中には「ブース外で吸っている人がいる」との声もあった。一帯は市ぽい捨て防止条例に基づく喫煙制限区域で、喫煙所以外の公共の場で吸うと千円の過料が科される。このため市は今月、ブースに張り紙を出し、10月以降は厳密に過料を徴収すると通知した”
“県医師会は「喫煙所は受動喫煙を助長し、新型コロナなど感染症対策でもリスクがある。民間への模範となるべき公的機関なのに、時代錯誤だ」と反論している”
なぜ、先に違反職員に注意しないのか?
何か圧力があるのか、とも考えられます。
市民の方、違反職員を撮影して、通報してやってはいかがですか。
もし喫煙所が本当にできてしまったら、そこからの受動喫煙も問題にしましょう。
画像はイメージ、別の地区のものです(既出)。
[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
閉鎖し再開した喫煙所が再度閉鎖に ~ 東広島市 ’20年12月
「公務員」が違反喫煙、しかし行政9割は“知らんぷり” ’20年12月
1200万円の喫煙所!? ~ 京都府 ’21年4月
一時閉鎖した喫煙所が、再開せず撤去に!…ただし? 〈関連「感染と喫煙所」問題・その21〉 ’20年7月
タバコ会社が喫煙所を寄付! 「煙ない社会を」? 知事が感謝状…?! ’20年10月