またもや、親が喫煙者のほとんどの子どもからニコチン代謝物が検出 =千葉市= 今年も調査
昨年11月に紹介した、千葉市による小学生を対象にした、家庭内の受動喫煙の調査について――、
→喫煙家庭の小学生の体からニコチン(代謝物質「コチニン」) が検出! =千葉市調査= 児童虐待である家庭内受動喫煙の撲滅を
→小学生の体内からニコチン! 家庭内・児童虐待の受動喫煙:続報
その続報、昨年の調査結果、調査後のアンケートなどの報道です。
親の喫煙子に影響 尿検査で意識変化も 千葉市が小4調査
=『千葉日報』2021年9月20日 05:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 受動喫煙による子どもの健康被害を防止する取り組み……尿中のニコチン代謝物質の濃度が一定程度高かった児童が約6%おり、その9割に喫煙者の同居家族がいた”
“児童1605人に尿検査……体内に入ったニコチンは代謝されて「コチニン」という物質に変わる……コチニン濃度を調査した結果、受動喫煙の影響を受けている目安として設定した「1ミリリットル当たり5ナノグラム以上」だったのは102人。このうち、90・2%の同居家族に喫煙者がいた”
“結果を受け、各校で受動喫煙を学ぶ機会を設けるほか、保護者向けに注意喚起のリーフレットも配布……市長は定例記者会見で「結果を踏まえ市民への啓発を行い、受動喫煙の防止を推進したい。妊婦や15歳以下の子どもと同居する喫煙者へは、禁煙外来治療費の一部を助成する制度もあるので、ぜひ活用を」”
“ 市は本年度も……小学4年生約2300人を対象に調査を行う”
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