“ポイ捨て” は英語でもありますよ
ちょっとした雑学として。外国に行く人は覚えておくといいかも?
【ポイ捨て】は英語で何て言う?
=『英語の達人』2021.08.29=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“本来ゴミ箱などの定められた場所に捨てなければいけないゴミを、通路や道路などの街の中に捨ててしまう「ポイ捨て」は英語で[littering]などと表現します”
“[litter]という単語は「散らかす」という動詞の意味もありますが、「(公共の場などにある)散乱したゴミ」という名詞の意味も”
“「ポイ捨て禁止」と書かれた看板や注意書きは海外でも定番で、英語では[NO LITTERING]や[DO NOT LITTER]などと書かれている事が多い”
“[NO LITTERING]に追加で[FINES TO $5000]と書いてあれば「5000ドル以下の罰金が科される」という意味ですので、注意しましょう”
“「この街でポイ捨てすると、最高で1000ドルの罰金が科せられます。」は英語で[Littering in this city can result in a fine of up to $1000.]など”
“ちなみに「ゴミ」は他に[trash]、[garbage]、[rubbish]なんて表現も”
私は、何度か書きましたが、2009年にカナダのバンクーバーにしばらく行っていました。当時すでにお店や施設の中はすべて完全禁煙(喫煙室なし)になっていたのですが、路上は吸い放題、そしてポイ捨てし放題でした。先の記事にあるような、ポイ捨て禁止の表示はなかったように思います。
繁華街には、要所要所にゴミ箱があり、しょっちゅう収集車が来ていてあふれることもなく、そこだけ見ていたらきれい好きな街だな……と思えるのですが、タバコだけは、公共の喫煙所も灰皿もどこにもなく、“道路が灰皿”。歩道と車道の段差のところにはずらりびっしりと吸い殻が常にたまっていました。
逆に言えば、その側溝以外にはあまりなかったので、そこに捨てるのが“マナー”となっていたのかもしれません。
ところで、その吸い殻はどれも、フィルターぎりぎりまでの短いものであることに気づきました。ここの人たちはタバコをこんなに最後まで吸うのだろうか? ……やがてその理由がわかりました。路上生活者とおぼしき人たちが、歩道端に並んだの吸い殻から、まだわりと長いものを、長い楊枝などを使って、手早く器用に拾って、吸っていたのです。
ポイ捨てする人たちは、路上生活者への“支援”とでも思っていたのでしょうか。
いまはどうでしょうか。街の人々は先住の人も各国からの人々もみんな優しく、街や店も楽しい土地で、とくに、日本では禁煙店など事前に探さなければならなかった当時、お店の中ならバーだろうが居酒屋だろうがどこに入っても受動喫煙がなく、幸せに思いましたが、路上があのままだったら、ちょっと行きたくはないですね。
画像はフェイスブックの禁煙グループの’19年投稿にあったものです。
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