喫煙者の病気「COPD」が、受動喫煙で、非喫煙の女性にも! 女性はとくに重症に!
“タバコ病” の代表格として知られる、COPDこと「慢性閉塞性肺疾患」。昔は肺気腫がいわれていましたが、様々な病状が複合するので、COPDとして一括されたようです。
よく、鼻に半透明の管をつけ、小型の呼吸器をカートで引いている人がいますが、あのかたたちの大半がその病気のようで、その原因の大半はタバコの煙、喫煙だそうです。
非喫煙者なので関係ない、と思っている人もいるかもしれませんが、受動喫煙でも煙は同じモノ(※喫煙者が吸う主流煙より先端からの副流煙のほうが毒性が強い)、発症する可能性があるので、やはり受動喫煙は徹底的に避けなければなりません。
なった人の話によると、「長~い、すごく細いストローだけで無理に呼吸している感じ」だそうで、本当に苦しいそうですよ。
女性はとくに重症化しやすい、という報道が出ました。
高リスクの女性のCOPD ~将来のために禁煙を(千葉大学医学部付属病院呼吸器内科 巽浩一郎特任教授)~
=『時事メディカル』2022/02/05 05:00=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 喫煙がもたらす生活習慣病とも言われる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)は、国内では男性に多いが、海外では患者数や死亡者数が男女同等の国もある”
“たばこや大気汚染の有害物質で、気管支や肺に慢性的な炎症が起こり、呼吸機能が徐々に低下する病気だ。初期は自覚症状がなく、進行とともにせきやたん、息苦しさなどが顕著になる”
“症状が出たときは、かなり進行しているケースが少なくない”
“男性より女性の方が重症化しやすい。「女性は男性よりも肺が小さく気道も細いため、同じ煙の量でも流速が上がり、肺の深部にまで有害物質が達しやすいと考えられます」。女性は感受性が強く、受動喫煙が原因として多いのも特徴だという”
“「壊れた肺胞は元には戻りませんが、禁煙で、ある程度の呼吸機能の回復が望めます」”
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