都調査「禁煙化」65%のみ? 罰則「知らない」36%
条例と改正法施行後の状況の、東京都による都内の飲食店の調査がありました。
都の条例はきびしく8割以上が対象だったのに(→末尾に関連リンクを記載。)、この状況はひどすぎでは。現状調査と取り締まりを何もしていないのでしょうか。
飲食店、屋内禁煙65% 都、受動喫煙対策を調査 店頭表示「まだ」24%
=『日本經濟新聞』2022年3月1日 2:00= ※同紙ネット記事は無料登録で全文が読めます。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“都内飲食店の65%が改正健康増進法と都受動喫煙防止条例全面施行後に屋内禁煙とする受動喫煙防止対策を実施した”
“2020年4月以降は原則屋内禁煙となったことを88%が「知っている」と答えた一方で、違反した場合に指導や過料の対象となることを「知らなかった」とする回答は36%に”
“表示義務の実施について、店内の禁煙・喫煙状況を「まだ表示していない」との回答は24%”
“制度の認知度が依然として不十分な実態が明らかになった”
“店から都への要望(複数回答)……「公衆喫煙所の整備をもっと進めてほしい」が最多の25%で、「店内の喫煙状況を店頭に表示できる、より使いやすいステッカーなどの掲示物を作製・配布してほしい」が24%”
“都民の意識調査によると、11月上旬の調査時から過去1年間に受動喫煙を経験した人は60%だった。都が20年11月中旬に実施した前回調査(58%)に比べ悪化した”
“受動喫煙を経験した場所(複数回答)は、路上が最多の61%。飲食店の夜利用は29%、飲食店の昼利用は24%だった。前回調査と比べて飲食店で経験した割合は減ったが、路上で経験した割合が高まった”
都サイトの発表は以下。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
受動喫煙対策への各自治体の取り組み~「東京都」 ’18年5月
都の“受動喫煙防止条例”はどうなるか ~報道より ’18年6月
一年で“受動喫煙を「経験した」”55%超 多い? 少ない? ~ 東京都調査 ’21年12月
過半数が被害に遭っている受動喫煙 ~ 都調査 ’21年3月
6割超が受動喫煙被害に、その5割超が「路上」 ~ 都民調査、都条例と改正法の認知率は75.5% ’20年9月
法施行1年アンケート調査・「路上喫煙」「ポイ捨て」とも「減った」が65%超 ’21年4月