フランスは日本より受動喫煙もポイ捨ても多い?

 外国の受動喫煙・タバコ状況については、韓国とか中国とかアメリカとかの記事はたまに見ますが、フランスの報告はめずらしいかも。

 路上喫煙は日本よりひどい印象と書かれています。

 現代フランス健康事情 たばこ大国のフランス 喫煙者の本音はどこに?
  =『毎日新聞』(竹内真里・フランス在住ライター)2022年5月27日=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“5月31日は……世界禁煙デーだ。フランスでは今月いっぱい、……禁煙キャンペーンが行われている……フランスは毎日喫煙する15歳以上が24%と、先進7カ国中ワースト1位の「たばこ大国」だ。16.7%で4位の日本でも、同日から6月6日まで禁煙週間となっている”

“街を歩くと、男女問わず、日本より喫煙者が多い印象を抱く。受動喫煙の機会は多い。前を歩いている人の歩きたばこ、メトロの駅のホームでも吸っている人がいる。オフィスの前では、ちょっと一服しに出てきた愛煙家たちが集っておしゃべりしている”

“ 歩道脇や街路樹の植え込み、花壇などにはかなりの量の吸い殻が……もみ消すこともせず、ポイッと投げ捨てていく。ちなみに吸い殻のポイ捨ては68ユーロ(日本円で約9165円)の罰金(犬のフンの放置も同様)だが、取り締まりを見かけることはなく、そもそも公共の場の美化や環境のためにポイ捨てをやめようという人が少ない”

“ 子どもたちが遊ぶ遊具エリアの入り口には、喫煙禁止マークが掲示されている。知ってか知らでか、たばこをふかす大人がいる。ベンチの下には吸い殻が残されている。ベビーカーを押す大人の片手に、たばこがあることもある。ベビーカーに赤ちゃん、横に幼い上の子どもが一緒に歩いていて、確実に受動喫煙をしているが、特に気にしている様子はない”

“窓を開け放していると、隣人のたばこの煙が入ってくる。アパルトマン(集合住宅)では、上階からのポイ捨て問題がたびたび起こり、下の階の住民の悩みの種だ”


 
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 “ポイ捨て” は英語でもありますよ ’21年10月

 日本の受動喫煙、“30年くらい遅れている”“教育を受けていない”~アメリカ在住者のブログ ’20年10月

 アメリカでは「三次喫煙」も禁止に “子どもを受動喫煙から守る州法” ~ 20年以上残る部屋のヤニ汚染 ’18年8月

 遅れている日本の受動喫煙撲滅 諸外国、中国の取り組みは ’20年6月

 中国の“新幹線”車内は完全禁煙、その理由は? ~ 日本はなぜ喫煙可? ’21年7月

 韓国も“在宅”で「住宅受動喫煙被害」が倍増 ’21年10月

 自宅内、子ども・家族への受動喫煙が法で禁止に=タイ “DV(家庭内暴力)と判断” ’19年8月

 コンビニとカフェの店頭での喫煙が禁止になりました=4市目~台湾 ’20年1月

 『禁煙ジャーナル』最新338号 ~ 香港はタバコ持ち込み19本まで ’22年3月

☆『STOP受動喫煙 新聞』の主な外国記事掲載号
 シンガポール=第9号第10号(「京都カナリヤ会」会報より転載)
 中国・北京市(法令施行)=第11号(’15年報道より)
 ヨーロッパ=第15号(ブログより)
 ブータン=第16号(読者投稿)
 ロスアンジェルス・ラスベガス=17号(読者投稿)
 韓国(法令施行)=第17号(「日本禁煙学会」エッセイコンテスト)
 韓国=第22号(本紙が韓国国営放送記者へ取材)
 ネパール=第24号(読者投稿)
 韓国=第26号(読者投稿)

 ☆第39号で、上記『禁煙ジャーナル』香港記事の筆者によるさらに詳しい手記を掲載の予定です。

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