路上喫煙の規制 東京と大阪の違い
すこしまえ、大阪は路上喫煙が多いという記事を引用しましたが、
→大阪は路上喫煙・歩きタバコが多い？ なんでやねん！
その続報のような記事が出ました。
その理由について考察しています。
歩きタバコ規制、東京と大阪の違いは？
＝『テンミニッツTV』2022.06.11＝
以下抜粋、｢……｣は文省略･太字化は引用者によります。
“ ｢大阪では路上喫煙する人が多い｣といった話が時折聞かれます。この点については、NHKが検証……取材班が確認したところ、大阪の繁華街天満ではそれなりの数の路上喫煙者が見かけられたようです。大阪市のサイトでも、市民の声として｢大阪はとても歩きたばこが多い気がします｣といったものが取り上げられています”
“ 東京と比較して考えてみましょう。……路上喫煙に関しては、自治体によって罰金が設けられているところもあります。たとえば2022年5月の時点で、渋谷区や千代田区、杉並区などは路上喫煙に対して2000円の過料となっています”
“大阪市にも条例があります。人通りが多い場所で路上喫煙をすると、1000円の過料が科されるようです。これにより15年前からこれまでにおよそ8万7000件、処分されているとのこと。ただし、規制エリアは……一部エリアに限定され……禁止地区以外では、｢たばこ市民マナー向上エリア制度｣による啓発を行っているとしていますが、指定地域以外ではあくまで｢努力義務｣です”
“ つまり、現段階では東京都では路上喫煙が｢禁止｣ですが、大阪では繁華街の一部を除いて基本的に｢禁止｣まではされていない”
では、その他の地区も含めて東京との比較は。
“ 大阪以外の都市はどういう状況にあるのでしょうか。福岡市は早くから対策をはじめており、博多駅や市街中心エリアなど路上喫煙禁止地区に指定しています。神戸市でも中心地や海水浴期間中の海水浴場などを｢路上禁煙禁止地区｣に指定し、違反すると1000円の過料を徴収……名古屋市は市内4地区を｢路上禁煙地区｣に……違反した場合は2000円の過料、横浜市も同様に市内8地区……過料は2000円”
“ 全国的に路上喫煙に対しては対策が進み始めていると言えますが、東京のように全面的に禁止としている都市はありません。ではなぜ東京のルールは厳しいでしょうか。これは｢東京オリンピック･パラリンピック｣があったからです”
“ 大阪府でも2025年4月13日から……大規模な国際イベント、｢日本国際博覧会(通称:大阪･関西万博)｣が開かれます……2022年3月には大阪市の松井一郎市長が……開催に向けて、路上喫煙を禁止するエリアを市内全域に広げる方針を明らかにしています。今後大阪府も対策を施工していく流れにあるようです”
ちょっと記述がおかしいというか誤解を招きそうな書き方ですが、この記事でいう、全面路上禁煙にはしていない｢大阪｣とは大阪市のこと、東京のほうは｢23区｣のことでしょうか。
現に大阪でも、市内全域で路上禁煙のところがあります。
｢路上喫煙｣が全ての場所で禁止になります ～ 大阪市 ’19年1月
神奈川県の大和市でも、罰則は一部区域ですが、｢禁止｣は市内すべてとしています。
→ 条例が一新、｢全域の路上における喫煙を禁止｣～神奈川県大和市
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
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