「野良タバコ」? 屋外を禁煙化する大阪市の“喫煙所はどうなるか、論”・続き
少し前に多くのマスコミで報道された、表題の件、もうひとつ記事がありました。(→いままでの記事は末尾にリンク。)
ただしこの雑誌は、いままで禁煙化の批判・タバコ産業側の記事を書いてきたところですが。
大阪市「喫煙所120箇所」では足りない?「たばこのない万博」目指すも“消えない野良たばこ”
=『日刊SPA!』2022年11月26日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 今年3月、大阪市の松井市長は2025年に開催される大阪万博を見据え、市内全域を路上喫煙禁止とする旨を明らかにした”
“どれほどの数の喫煙所を2025年までに設置するかについては、現在120箇所で検討しているようであるが、今年9月1日から路上喫煙禁止地区に指定された堂島公園内に、大阪市が予算を捻出した初の公共喫煙所が設置……閉鎖型喫煙所で定員は10名とし、利用時間も8時〜20時と決められ、利用時間外は扉が施錠される。室内には大型の空気清浄機、空調が完備され、取材で訪れた時間帯は、常時5〜6名が利用”
“公園内の堤防沿いのエリアで喫煙をする人たちが散見される。また、公園に面する道路から、植え込み等で死角となっている場所には、多数の吸い殻が落ちている……周囲に他者がいない場所なら、わざわざ閉鎖型の喫煙所に足を運ぶことなく、屋外でたばこを燻らしたいという喫煙者心理が働きやすい場所とも見受けられる”
“こうした場所で、約1400万円という設置費用と、空調などランニングコストのかかる閉鎖型喫煙所は本当に必要なのだろうか。大阪の路上喫煙対策を担当する、大阪市事業管理課・まち美化担当の木村舞子課長……
「もともと大阪市が路上喫煙対策の条例を作ったのが平成19年で、大阪のメインストリートである御堂筋を禁止にするところから始まっています。御堂筋に面している堂島公園は、大阪市の予算で作った第1号の公設喫煙所……人の往来が特別多いエリアというわけではないのですが、今後、堂島公園は……子供も遊べる広場を作る計画もあります。喫煙所の横に観光トイレが設置……それと合わせて今後の都市計画の一環として、閉鎖型喫煙所を設置することになりました」”“施錠される20時以降……喫煙所に入れなかったグループが、そのまま喫煙所横でたばこを吸い始めていた。日中に見かけた公園奥での喫煙行為やポイ捨てが散乱していることと合わせて、 “野良たばこ”が喫煙所周辺で起きていることについてはどうか。
「もともと、開放型の喫煙所があった頃から、公園奥のほうで喫煙されている方がいらっしゃる状況でした。堂島公園の喫煙所は今後の対策のモデルともなりますので、公園を管理する部署とも連携して、利用状況の確認は適宜していき、どんな場所に、どんなタイプの喫煙所を設置していくかを検討していきたいと思います」(前出・木村課長)”
“野良タバコ”という語は初めて聞きました。これはたまに使えそうですね。
野良ネコもタバコは嫌いです。
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