本サイトニュースでも『STOP受動喫煙 新聞』でもたびたび取りあげてきました、
居酒屋チェーンとしては初の全国的な大規模禁煙化を達成した、「串カツ田中」。(末尾☆に過去ニュース)
 
 その後、飲食サイトで詳しいルポがネットで公開されました。

 「全席禁煙化」にかじを切った串カツ田中のその後について話を聞いてきた
  =『メシ通』2018-08-24=

 前述『STOP受動喫煙 新聞』が禁煙化の前と後に取材して聞いたこととだいたい同じ(お話をうかがった方も同じ永瀬さん)でしたが、こちらのより具体的な箇所を以下抜粋引用します。(太字化は引用者によります)

“禁煙化については1年前くらいから社内で議論になっていました。最近は「お子様を大事にしている」というキーワードでテレビなどでも取り上げられる機会も増えてきたのに「喫煙可」というのは、言ってることとやってることが違うというようなお声もあって。「やろう。やるとなったら一番最初にやろう」と。これが会社の会議で決まって、3日後くらいに発表しました”

“どの会社よりも早く発表しようと、すぐリリースを出して。それに、国や都での禁煙に関わるニュースがあれば、そこに1行でも「居酒屋では串カツ田中が……」と書かれることも増えます。早く始めたというのはそういう戦略でもあるんです”

“これだけの規模の外食チェーンの一斉禁煙化なんて、マクドナルドさんくらいしか前例がなくて。しかもぜんぜん違う業態なので、参考になるデータがぜんぜんありません。推測でやるしかなかったです”

“いま20歳の人も喫煙する人は少ないです。40代50代も、たばこをやめていってる人が増えています。そういうことも考えての、禁煙化です。長期的に考えるとプラスになると……信じています”

“プラス面といえば、従業員の労働環境改善につながったことです。灰皿を洗ったり取り替えたりする作業がそもそもなくなったので、そのぶんお待ちのお客様を早くご案内できたり”

 記事にもあるように、この7月発表、禁煙化一カ月の、前年同月との比較では、集客は増えたものの、売り上げ高は下がっています。
 しかしこの時点では、マスコミで取り上げられて知名度が高まったことや、値下げキャンペーンを行ったことなど、前年とは条件の違いがあるため、禁煙化したことの正確な成果を見ることはできなかったものですが……、
3カ月後、集客も売り上げも増加に転じたと発表、その分析の報道がありました。

 なぜ串カツ田中は全席禁煙化でも「客数12%増」を実現できたのか
  =『MAG2NEWS』2018.09.10=

“客数は6月が2.2%増、7月が4.1%増、8月が12.1%増と3カ月連続でプラスだったと発表……ひとまずは、客離れに対する懸念が払拭されたといえそうです”

“……施策が功を奏し、8月は客数が12.1%増と大きく伸び、それに引き上げられる形で売上高が9.7%増と大幅な増収を達成することに成功”

“禁煙化によりメディア露出が増えて串カツ田中の認知度が高まり、そのことが集客につながった……認知度に関しては他の大手居酒屋チェーンと比べてしまうと見劣りしていた感が否めませんが……いち早く対応したことで注目を集めることに成功し、かつ株を上げることに成功したといえそうです”

 その他の報道。

 「完全禁煙化」から3カ月で串カツ田中はどうなった? 客数と売り上げに驚きの変化
  =『ITmediaビジネスONLINE』2018年09月05日 14時04分=
  
 
 なお、筆者(『STOP受動喫煙 新聞』編集局長)も参加する東京の活動「無煙社会をめざす会」定例会(→本ニュースでも以前に紹介→5月21日 7月24日)
では、いままで第二部会(二次会・意見交流会)で利用していた禁煙店が8月で閉店したため、9月例会(21日)は「串カツ田中」水道橋店に、会として初参加、見学と応援に行ってきます。
 (早めに予約しましたが、いつも満席になるそうです)


写真は上大岡店の、店頭の立ち飲みスペースです。

 
 ☆関連掲載 6月12日 禁煙ひと月後7月9日 訪問記7月27日 その他7月31日
 『STOP受動喫煙 新聞』では、増刊号23号で特集。