罰則を踏み倒す路上喫煙者 問題の喫煙所を存続させる市と市議会議員 ~ 大阪市

 中止の声が出続けている万博ですが、その開催に向けて、大阪市は喫煙所以外の路上をすべて禁煙化するとしています(→末尾に過去の関連記事リンクを記載)。そして、やはりタバコ側マスコミ等が“喫煙所が少ない”とかケチをつけた報道が散見されています。

 一方、現在の大阪市でも、喫煙所周辺での路上喫煙も問題になっています。昨年の記事ですが、どうなっているのでしょう。

 大阪は、東京や神奈川に比べてマナーが悪い面、規則を守らない人が多いようですが、ここまでひどいとは。

 【なくならない路上喫煙】「オレ6~7回言われてるけど、払ったことない」と過料1000円を拒否する人も 維新議員の会社が設置した路上灰皿でも、受動喫煙になりかねない事態が
  =『Yahoo!ニュース(ABCニュース)』11/29(水) 11:32配信=

 動画はこちら(見ていて気分が悪くなりますが)

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“(路上喫煙取締り指導員)「火消してちょうだい。条例ではね、路上喫煙禁止のためこの区域の中ではね1000円の過料なってるんです」
(男性)「1000円、はらいますわ」
(指導員)「ここすべて禁止地区なんで、吸われるなら駅前に喫煙所ありますんで。」”

“ 大阪市は現在、JR大阪駅や御堂筋、京橋や天王寺駅の周辺など、人が多く集まる場所を「路上喫煙禁止地区」に指定……指導員は年末年始以外、毎日街を巡回。違反する人を発見したら、1000円の過料を徴収しています”

“(記者)「きょうはどうしてここでいま吸おうと思ったんですか?」
(男性)「ちょっと仕事の関係で人と会っていて、結構僕吸ってしまうもんで。まあ、しゃあないんちゃいます?いまはもう、たばこをやめなあかんのちゃいますか」”

“制度が出来たのは2007年から。16年経ったいまも違反者は絶えません。これまでの処分件数は累計で9万件以上。昨年度は1年間で4000件あまりの違反が”

「オレ6~7回言われてるけど、(過料)払ったことない」
 巡回をしているとこんな人も・・・
(タクシー運転手)「ぼくら、ここでしか吸われへんもんなあ。喫煙所には行ってられへんやん、車動かさなあかんし。自慢するわけではないけど、オレ6~7回言われてるけど、払ったことない
(指導員)「ちょっとまって」
 タクシー運転手は一向に過料を払おうとしません。
(運転手)「わしらかて、吸う場所がないしな。あんな(喫煙所みたいな)箱の中で吸ってなにがうまい? 気分転換に吸うんやから。もしな、くわえタバコとか歩きタバコして、あかんって言われたらわかるけど」
(指導員)「ちがうねん。その煙をすうたら小さい子とかが受動喫煙になるっていう、健康増進法ができたから」
 結局、タクシー運転手の男性は1000円を支払わないまま、去って行きました

“(大阪市事業管理課・竹田将司係長)
「やはり『なんでタバコを吸ってるだけなのに金取られなあかんねん』というお声をいただいてまして。路上喫煙の禁止地区ということもご存じないということでトラブルになるということは、やはり多いのかなというところですね」”

“ そんな中、大阪市が万博に向けて打ち出したのが、市内全域での路上喫煙の禁止……2022年3月、当時の松井市長……
「現在では世界的に受動喫煙は大きな問題となっており、万博の開催理念と照らせば、全市域で路上喫煙を禁止することが、時代の要請でもあります」”

“万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。その開催理念にそぐわない路上喫煙を2025年1月から無くそうというのです。こうした取り組みに、街の人は・・・。

(30代女性)
「子どもがいる身としてはありがたいです。後ろに煙りがとんでくるのとか、すごい嫌だなと思っていたので」
(妊娠中の30代女性)
「妊娠しているので、歩きタバコとか自転車に乗りながらとか吸っていると、頑張って追い抜いたりたり、行くの待ったりしてます」”

“ 大阪市は無料で誰でも利用できる喫煙所を「指定喫煙所」とし、民間の事業者らが新設する場合、上限1000万円の費用を補助する制度を開始。維持管理費についても、年間144万円を上限に補助することにしています。民間での設置を促し、新たな喫煙所を120か所つくるといいます”

 その助成金目当てに、各地に屋内喫煙所を設置する例の企業(鎌倉などの例を当サイトでも報告、末尾過去記事参照)が出てきた話が続きますが、一方、ひどい喫煙所が放置されている例も。

“ 一方で課題も……受動喫煙を誘発するような「迷惑」ともいえる「喫煙所」が……
(記者)「利用客の多い京橋駅前の路上なんですけれども、ここに24時間灰皿が置いたままになっています」
 JR京橋駅北口の商店街に置かれた灰皿。その周りには、断続的に喫煙者がたむろし、煙は通行人の方へ流れていきます。登下校の時間になると、子どもたちにも煙がかかっていきます。ここから100メートル足らずの場所に公設の喫煙所もあるのですが、灰皿の利用者は後を絶ちません……
(記者)「あっちに喫煙所あるのは?」
(男性)「知ってます」
(記者)「いつもどっちを使う?」
(男性)「ここです」
(記者)「どうして?」
(男性)「こっちに行くから。ただそれだけ。」
……タバコ店が設置しているこの灰皿。貼り紙を見てみるとポイ捨て問題への対策のために設置していると書かれています。しかし、通りかかった人たちは・・・。
(女性)「歩いていると煙たいじゃないですか。吸ってしまうというか。いくらたばこ屋さんでも、あそこで固定して置かれるとあまりいい気はしないですね」
(女性)「みんな喫煙されるかたはこの辺でされているので、私は避けて通ったりするので」”

“ 改正健康増進法では灰皿を設置する施設の管理者にも「受動喫煙を発生させないようにする」配慮義務があります。しかし、ここでは配慮されているとは言いがたい状況が続いています”

設置したのは維新市議が取締役の会社
 実はこの灰皿を設置しているのは、「大阪維新の会」の鷲見慎一大阪市議が取締役を務める会社……
(鷲見市議)
「昭和レトロな町並みで飲み屋街なんですね。飲んでて、ご飯のあいまとか食べたときにちょっと吸ってというのがよくある光景なんですよね。それの受け皿になってると思います」
……
「ポイ捨てが増えるため」だといい、即時の撤去は難しいと説明。通行人の受動喫煙について聞いてみると。
(鷲見市議)「従業員にきいても、そういった声が店にあがってこなかったと聞いています。いま、煙がアーケードに入らないように声がけをしていっているところですね」
(記者)「配慮義務について現時点のことはどう考える?」
(鷲見市議)「あまり人がたまりすぎてとなるとそれはそれで問題かと思うので、やはり、余りたまらないような声がけでしょうね」”

“ 取材の申し込みの後、近くの公設喫煙所の利用を促す貼り紙を掲示。市内の路上が全面禁煙になったら灰皿を撤去するといいます……
 しかし、その後も灰皿の周りには喫煙者が。状況はさほど変わっていない

“ 鷲見市議はその後の取材に、改めて「即時撤去は難しい」とした上で、「周辺の空き地に喫煙所を設置できないか検討したい」”

  

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
 「路上喫煙」が全ての場所で禁止になります ~ 大阪市 ’22年3月

 120もの喫煙所を新設する大阪市、「超豪華喫煙所」の効果はあるのか ’22年11月

 市内「路上全面禁煙」に“異例”の賛否? ~ 大阪市・パブコメ(意見公募)結果公開 ’23年12月

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