加熱式タバコ・電子タバコは所持も禁止に! しかし路上喫煙は、苦情が多いのに… 香港
近くて遠いような国・香港でのタバコ規制については、『禁煙ジャーナル』と『STOP受動喫煙 新聞』でも長年在住している方からの報告を掲載しましたが(→関連記事末尾)、このたび、電気式のタバコをまるで大麻みたいに取り締まるようになったとのこと、しかし、路上喫煙については、怒っている人も多いというのに及び腰のようです。
たばこ規制を強化、新型は保有も禁止へ
=『NNA ASIA(アジア経済ニュース)』2024年6月7日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“香港政府は……たばこ規制を一段と強化する方針を発表……既に販売が禁止されている新型たばこについて、個人使用目的での所持も処罰の対象とする”
“電子たばこや加熱式たばこなどの新型たばこは2022年に輸入、宣伝、製造、販売、商業目的での所持が禁止されたが、依然として使用者がいることから規制を強化……禁止前に買いだめていた分などが手元にあったとしても、今後は条例違反を問われる”
“フレーバー付きのたばこも禁止……青少年や女性が喫煙を習慣化するきっかけになりやすいとの理由”
“密輸に対する罰則は最高で罰金100万HKドル(約2,000万円)と禁錮2年だが、それぞれ200万HKドルと7年に”
“屋外での喫煙に対しては、行列時の喫煙行為を規制……公共交通を並んで待つ際などの喫煙を禁止する。一方、禁止を求める声が大きい歩きたばこについては、取り締まりが難しいことから法規制は先送り”
「取り締まりが難しい」というのは変な話です。ゆるい日本ですら一応やっているのですから。
指導員などの費用捻出がむつかしいのか、喫煙者の抵抗が大きい土地柄なのか、はたまた、タバコ産業・族議員の圧力か?
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
第39号–2022年・夏号(’22年7月)
『禁煙ジャーナル』最新338号 ~ 香港はタバコ持ち込み19本まで ’22年3月
「禁煙Gメン」が活躍!「非喫煙者の権益を保障するため」取り締まり ~ マカオ ’23年7月