65%のコンビニが灰皿を置き“コンビニからの受動喫煙が最多” 医師会が要望、撤去の一部店舗に感謝状 ~ 広島県廿日市市
調査で、受動喫煙はコンビニでの被害が最も多かったとのこと。路上より多いとは驚き、横浜などではコンビニ灰皿はほとんどなくなっていますが、ここは灰皿常設店ばかりのようです。
広島県廿日市市(はつかいちし)といえば、市の職員が集団で違反喫煙をして問題になった市ですが――、また市職員が違反・役所の裏をたまり場に 市民「通るたび嫌な気持ちに」 = 広島県廿日市市 ’23年11月
医師会はがんばっていて、このたびコンビニの店頭灰皿の撤去を進め、応じてくれたわずかな店舗には感謝状を贈ったそうです。
広島県じたいが、すでに医師会がコンビニに行動を起こしていましたが、「コンビニ喫煙所の撤去を」医師会が各本社に要望 回答は? ~ 広島県 ’22年5月
地域単位というのも効果がありそうですね。
コンビニの灰皿撤去じわり、廿日市市 地元医師会呼びかけ
=『中國新聞デジタル』2024/8/21= ※同ネット記事は無料登録で全文が読めます。
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“根強く残る喫煙スポットだが、地元の佐伯地区医師会の要望に2年間で3店が応えた”
“ 同医師会は2022、23年度、市内の約40店のうち灰皿を置いていた26店に要望書を送付。「客や通行者に受動喫煙のリスクを生じさせている」と撤去を求め、小学校近くの店には直接訪問して理解を促した”
“セブン―イレブン廿日市本町店は22年9月、要請を受けた日に店先の灰皿を取り払った。経営者……(69)は「灰皿があることで子育て世代から苦情もあった。店ではたばこを売っており葛藤はあったが、健康被害を防げる安心感が強い」”
“灰皿を撤去していない店の経営者男性は「たばこを吸える場所が減り、店に吸いに来る客は多い。灰皿をなくすと売り上げに響くし、ぽい捨ても増えるはず」と強調”
“ 市の23年の調査では、回答した市民1729人の24・8%がコンビニ入り口で受動喫煙を経験したと回答。飲食店や職場、路上など全11項目の中で最も高かった”
“同医師会禁煙部会の渡正伸部会長(64)は「コンビニは子どもや妊婦も訪れる。健康被害につながる灰皿は放置してはならない。引き続き説得していく」”
半数以上、計算すると65%、約3分の2のコンビニが灰皿を置いているとは、横浜や東京と大違いでずいぶん遅れていますね。
「なくすと売り上げに響く」は勝手な思い込みです。店頭なのだからタバコだけ吸いにきて帰るやつも多いはず。だったら店内に喫煙所を設けて「使用は買物した人限定」としろよ、と思います。
画像は『STOP受動喫煙 新聞』41号より、当機構に相談して撤去させた個人の記事。
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
コンビニ灰皿 “撤去実験” その後~大分県 ’20年4月
コンビニ店頭の受動喫煙撲滅へ、自治体が 各店へ要請!~ 岐阜県多治見市 ’20年11月
迷惑なコンビニの店頭灰皿・喫煙所の撤去を禁煙学会が求めました ’19年8月
一人の市民の要望を受け、コンビニ灰皿が撤去されました~みなさんもどんどん申し入れを! ’19年10月
コンビニ店頭の喫煙を排除してくれました ~ ローソン ’19年12月
コンビニ灰皿を2017年に撤去、その自信で議員に ’24年7月
最新『STOP受動喫煙 新聞』41号を発行します ~ 横浜市による大きな2つの問題点・コンビニからの受動喫煙撲滅……、等々、役立つ情報がたくさんありますよ! ’23年1月24日(火)頒布開始