受動喫煙を多くの人に強いる公共喫煙所に、社会学者が苦言 新大阪駅前
周囲に受動喫煙が発生する喫煙所は、全く持って本末転倒。いったい何のためにあるのか。
路上喫煙をなくすため、路上喫煙による受動喫煙を防ぐための喫煙所……ではないのか?
もしや、受動喫煙・タバコに“慣れさせる”ためにそこにあるのか? と思います。
社会学者が問題として発言、多くの人の賛同が寄せられています。
古市憲寿氏 新大阪駅での不満激白「なんとかならないのか」 仕事で大阪来るたびに痛感「敵意はないんだけど…」
=『デイリー』2025.03.22=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ 社会学者の古市憲寿氏が21日、自身のXを更新……新大阪駅での不満をぶちまけた”
“「大阪に来るたび気になることがあるんだけど、、、」……「新大阪駅で新幹線を南口から降り、タクシー乗り場へ向かうと、外に出た瞬間に喫煙所があってタバコの煙を吸い込んじゃう」と受動喫煙への不満を述べ……「分煙さえしてもらえばタバコに敵意はないんだけど、この喫煙所の場所はなんとかならないのかな」と訴えかけていた”
“ フォロワーからは「確かに大阪市内で全て路上喫煙できなくなったのはよいがまだまだです」「駅に一言言えば良いと思います。駅側も気づいてない可能性もありますし」「新大阪駅はキレイにしたから次は外側をキレイにした方がいいと思います」「うんうん、わかるぅってなりました」「両方の気持ち分かるから『場所に問題』ありは一理あると思う」などさまざまな声が寄せられていた”
『STOP受動喫煙 新聞』では、大和浩教授の連載で公共喫煙所の問題を何度も追及、また当機構では、典型的な悪例である横浜市の喫煙所の、撤去または改善の申し入れを続け、本紙で報告していますが、大和教授か繰り返しているように、人通りがあるところに、煙の漏れる喫煙所を作ってはならないのです。
ではなぜそのような喫煙所が全国的にあるのか。
それは、出資しているJTなどタバコ会社(そもそもタバコ産業からカネを受け取ること自体が問題)にとって、人通りが多い、すなわち喫煙者も行きやすい場所に設置して、たくさん吸わせること、
自治体としては、「たばこ税」というこれも本末転倒な税の収入を得たいため、
また、目立つところに喫煙所を作って「路上喫煙への対策はとっています、喫煙者の権利も守っていますから」とのポーズをとりたいからです。
そのために、多くの吸わない健常者が(また受動喫煙は避けたい喫煙者も)、被害を強制されているのです。
画像は『STOP受動喫煙 新聞』42号掲載の横浜市の喫煙所の一部。
先の記事で社会学者が指摘した新大阪駅の喫煙所は存じませんが、これらと大同小異ではないでしょうか。
(写真撮られた方、ぜひお送りください)
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〈『STOP受動喫煙 新聞』喫煙所関連掲載号(の一部)〉
最新36号(’21年・秋号)は10月25日(月)完成・発送します = 唯一の“受動喫煙”専門・定期刊行紙『STOP受動喫煙 新聞』
最新40号『STOP受動喫煙 新聞』校了! ~ 特集[無用・有害な喫煙所を撲滅せよ!][喫煙側の詭弁・理屈への反論]ほか ’22年10月27日(木)完成・発送です。
43号=’23年・夏号=発行 「マンションの受動喫煙を禁止とする規約成立」など役立つ情報を多数掲載 ~ 唯一の“受動喫煙問題”定期刊行紙『STOP受動喫煙 新聞』
《44号発行》『STOP受動喫煙 新聞』(’23年・秋号) 市が運営する喫煙所の問題、松沢議員とともに担当課へ面談・要望書提出! 横浜市の回答は? ~ その他、申し入れ・法令問題を特集