体の小さな猫への受動喫煙 「最悪のトラブル」
ペット・小動物の受動喫煙の記事は意外と多くあり、とくに今いちばん人気のネコについては、いくつかのペットのサイトで、受動喫煙や吸いガラが、いかに危険か、怒りを込めた感じで多く書かれており、当サイトで何度か紹介してきました。(→末尾に過去の関連記事リンクを記載。)
しばらくぶりに新しい記事を見つけました。
猫もぜんそくになるのですね。
猫のそばで『タバコ』は厳禁!その理由3選と、起こり得る最悪のトラブル
=『ねこちゃんホンポ』2025年04月08日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“猫のそばでタバコを吸うのは、実は想像以上に危険なこと……「少しくらいなら…」と思いがちですが、猫にとってはその「少し」が致命傷になりかねない”
“1.タバコを誤飲してしまう
……
好奇心旺盛な猫は、落ちているものを「おもちゃ」のように転がしたり、噛んだりすることがある……「うちの猫は興味を示さないから大丈夫!」と思っていても、ある日突然、遊び道具にしてしまう可能性も”“2.タバコの成分で中毒症状を起こす
……毎日の毛づくろいで体についた汚れは舐めてしまいます。タバコの煙に含まれる有害物質は家具やカーペット、猫の毛に付着しやすく、それを舐めることで体内に取り込んでしまう……ニコチンやタールなどの有害物質は……少量でも中毒を引き起こす……飼い主が喫煙する家庭の猫は、タバコを吸わない家庭の猫よりも口腔がんのリスクが高いことが研究で分かっています。
「ちょっとくらいなら…」と思っていても、猫の体は小さいため、人が思っている以上に危険なことがとても多い”“3.タバコの煙で呼吸器系に負担がかかる
タバコの煙は人の健康にも悪影響を及ぼしますが、猫にとってはさらに深刻……小さな体は、呼吸器も敏感なため、少量の煙でも負担が大きく……受動喫煙によって、くしゃみや咳が増えたり、喘息を引き起こしたりすることも少なくありません。とくに室内で喫煙すると、猫は逃げ場がなく……強い刺激臭は大きなストレスになることもあるため、さまざまな病気を引き起こす”“健康を守るためには、家の中を完全禁煙にする……どうしても喫煙したい場合は、屋外で吸い、衣服や手をしっかり洗ってから猫と接するように”
“空気清浄機を使っても、あらゆるものに付着した有害物質を完全に除去することは難しいため、「換気すれば大丈夫」と考えるのは危険なこと”
“猫は自分で窓を開けたり、外に出たりできない”
“タバコを吸っている人にとっては身近な物である分「少しくらい大丈夫」と思ってしまうもの。しかし小さな猫の体にとっては、その「少し」が知らないうちに大きな影響を与えてしまう”
この空気清浄機のこととか、「少しくらい」という喫煙者の心理(喫煙・受動喫煙を甘く見る吸わない人の心理も)を突いた文は、そのまま住宅などの受動喫煙被害にも当てはまりますね。結局、人間、とくに体の小さい子どもには、同じく受動喫煙は重大な被害、ということです。
喫煙者は、あらゆる生き物に近寄らないでほしいと思います。(虫や植物や微生物も生き物だ、どこでも吸えないじゃないか、というくだらない屁理屈は受け付けません。水の中の魚や、植物や微生物にも悪影響があります。)
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