爆発危機の大阪万博、引火の危険から喫煙所の設置を断念!
計画当初から、費用だけでなくガス爆発の危険性まで指摘され、中止すべきとの声が多数、遠足を取りやめた学校もありながら、強行開催されるもようの大阪万博。
もともと会場内に喫煙所の予定はなく、二つの出入口のすぐ外に喫煙所の設置を予定していたそうですが、その一つが、問題のガス漏れで引火の恐れがある場所として中止に、喫煙所があるところはそこからはかなり離れたところだけになったそうです。
そこまでの危険性があるなら、喫煙所がなくても危ないのでは?
それに、もう一つの場所は絶対に大丈夫なのか?
大阪万博“メタンガス騒動”最も割を食う愛煙家たち。ガス発生エリア付近の喫煙所は設置断念でタバコ1本吸うのに片道1㎞強の歩きが必要に
=『MONEY VOICE(マネーボイス)』2025年4月8日=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“大阪・関西万博の会場で、着火すれば爆発を起こしうる濃度を超えるメタンガスを検知……報道によれば……消防署員と万博協会職員が屋外の電気設備地下ピットを測定したところ、基準値を上回るメタンガスが検知された”
“2024年3月に万博会場のトイレ建設現場にて発生した、メタンガスの爆発事故……この事態を受け、事故が起きたグリーンワールド工区にある屋根のない施設以外には、追加で換気設備を設置……新たに30億円余を出費”
“しかしながら、ここに来て再び基準値超えのメタンガスが検知され、しかもそれを真っ先に検知したのは、開催直前のテストランに検知器持参で参加していた大阪府守口市の市議という、いわゆる外部の人間だったということで、これまで協会側が公表していた測定結果の妥当性も疑われかねない状況に”
“ネット上では改めて“開催中止”を求める声が巻き起こる事態”
そして、喫煙所の話に。
“テーマが「いのち」であることを踏まえて、会場内は全面禁煙となるものの、喫煙者に一定の配慮を示し、入場ゲート付近の会場外に喫煙所が設けられることが決まっていた……ところが東西2か所ある入場ゲートのうち、シャトルバスなどが発着する……西ゲート周辺は、メタンガス発生エリアということで、爆発事故を避けるために喫煙所設置が予定されていたのを断念。結局、大阪メトロ中央線夢洲駅近くの東ゲート付近に2か所設けるに留まった”
“万博協会側は、想定来場者数から昨今の喫煙率を勘案し……それらが一度に5~10分程度利用すると仮定し……必要な、計約400人分の広さを確保したということなのだが、来場者だけでなくスタッフなどの利用も考えれば……混雑期には長い行列ができるのでは……といった見方も”
“西ゲート周辺に喫煙所設置を断念したことで、そのあたりは喫煙所が全く無いエリアとなったわけだが、仮にそこから東エリアにある喫煙所まで向かうとなると、およそ1㎞程の距離、徒歩で15分”
“喫煙所は先述の通り“会場外”にあるため、利用するごとに再入場の手続きが必要という面倒も……そうなると、いわゆる“隠れタバコ”も横行してしまい、その吸殻をマンホールの穴に捨てるようなことがあれば、最悪引火・爆発も”
喫煙所なんかないほうがよいので、減ったのは良いことなのですが、もはやそれを喜んでいるレベルの話ではないと思います。
違反喫煙での爆発の可能性があるなら、喫煙者「入場不可」とすれば? ……いや、開催中止が一番でしょうね。(テーマは「いのち」なんでしょ?)
測定した議員のツイッター。
万博は、共産党・『赤旗』の取材を拒否するようになったそうですね。
万博の公式サイト → https://www.expo2025.or.jp/
【追記】もうひとつ記事がありました。
万博の“喫煙所問題” 計2か所のみの設置で人気パビリオン以上の行列の可能性も
=『ENCOUNT(エンカウント)』2025.04.10=
“万博が13日に開幕する中、9日は『メディアデー』として報道陣に公開され、約4500人が来場”
“1月に路上喫煙が全面禁止となった大阪市……喫煙所は東ゲートの左右に1か所ずつ計2か所設置……当初は会場外の1か所の予定とされ、大阪市内の喫煙所数が少ないという声と同様に疑問があがっていた”
“サイズはやや違いがある2か所あわせて100人程度入れば窮屈に感じるかもしれない……20~30分近く喫煙所を探し求めるケースも出そうだ”
“ この日も、愛煙家の報道陣が引っ切りなしに出入り……想定来場者数の最大は1日22万人とも……喫煙者が1%でも2200人と考えると、人気パビリオン以上の行列も考えられそうだ”
そしてなんと、開催前とはいえ、会場内で喫煙所が設けられていたとのこと!
記者が問題視していますが、開催後は守られているのでしょうか!?
取材に無責任のような回答していますが、事故が起きたらだれが責任とるの?
禁煙の万博にミャクミャクならぬ「モクモク」 通路に「すいがら入」
=『毎日新聞』2025/4/12 16:46=
“記者は12日にあった開会式の取材で……出会ったのは「ミャクミャク」ではなく、「モクモク」とたばこをくゆらす人たちだった”
“会場内での喫煙は全面的に禁止されている。たばこを吸うには東ゲート外側にある2カ所の喫煙所を利用する必要がある”
“ 天皇、皇后両陛下も出席して開会式が行われた12日。ある外国パビリオン2棟の間にある通路には「すいがら入」と書かれた赤い灰皿が置かれていた。貼り付けられた段ボール用紙に、関係者以外の利用は禁止と記されていた”
“関係者なのか、外国籍とみられる人たちが紫煙を立ち上らせ……日本人男性も訪れ、たばこを取り出して一服。この男性に会場は禁煙であることを知っていたか聞くと、「工事期間ならいいんじゃないの?」”
“運営する日本国際博覧会協会の担当者は「事実関係や情報がないので何とも言えない」”
“6日、着火すれば爆発の恐れがある濃度のメタンガスが検知された。2024年3月には会場西側……トイレ床下の配管ピットにメタンガスがたまり、爆発事故が発生している”
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
市内「路上全面禁煙」に“異例”の賛否? ~ 大阪市・パブコメ(意見公募)結果公開 ’23年12月
効果を上げた、大阪市の路上喫煙全面禁止 「1か月でマナー向上…違反者ほぼ半減」 / 飲食店の規制強化も間もなく(大阪府全域) ’25年3月
罰則を踏み倒す路上喫煙者 問題の喫煙所を存続させる市と市議会議員 ~ 大阪市 ’24年5月
「野良タバコ」? 屋外を禁煙化する大阪市の“喫煙所はどうなるか、論”・続き ’23年1月