また車掌が電車内で走行中に喫煙!~JR京都線~ “ベテラン車掌”が出発直後から!

 最近ないと思っていましたが、また乗務員・車掌による、電車内での乗務中・走行中の喫煙という、とんでもない事件がありました。(→末尾に過去の関連記事リンクを記載。)

 30年の“ベテラン車掌”が、なんと、発車直後から吸い始めたそうです。初めてといっていますが、たぶんウソでしょう。初めは否定したウソツキですし、いままでバレなかったから堂々とやったのだと思います。

 しかし、客からの通報で発覚ということですから、バレなかった、また目撃されても通報されなかった例は、全国でたくさんあるでしょうね。(または通報があっても放置や揉み消された例もあるかも?)

 多く報道されました。公開順に列記します(タイトル以下に抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります)。タイトルがいろいろで、それぞれの報道姿勢、糾弾する意思が見えますね。

 まず、同社は早々にサイトで陳謝しています。

 車掌が列車走行中に喫煙をしていた事象について(JR 京都線)=JR西日本「ニュースリリース」2025年5月23日=
 こちらをご覧ください。(PDF形式 63キロバイト)

 出発しわずか2分後に‥JR京都線で“ベテラン車掌”が快速電車の乗務中に電子タバコ喫煙「落ち着くために吸った」
  =『Yahoo!ニュース(MBSNEWS)』5/23(金) 20:53=

“JR西日本は21日朝、JR京都線の快速電車に乗務していた車掌が、走行中に喫煙をしていた事実が判明したと発表……21日午前7時50分ごろ、JR京都線の……快速電車に乗務していた60代男性の車掌が、新大阪~茨木駅間を走行中に、電子タバコを喫煙をしていた”

“車掌は大阪駅から快速電車に乗務、新大阪駅を出発してわずか2分後に喫煙をしていました”

“乗客から「車掌が列車走行中に喫煙をしていた」と申告があったことから、JR西日本が23日、車掌に確認したところ、喫煙の事実が判明”

“ 車掌は勤務歴30年7か月のベテランで、聞き取りに対し、車掌は「喫煙したことに間違いない。落ち着くために吸った」と認めている”

“JR西日本は、「乗務中の勤務態度について指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」”

 この『MBS』と次の『朝日』は「電子タバコ」と書いていますが、加熱式タバコの間違いではないでしょうか?(その他の報道は「加熱式」または単に「喫煙」)

 車掌が走行中に喫煙、乗客の連絡で発覚 JR西「厳正に対処する」
  =『朝日新聞DIGITAL』2025年5月23日 21時26分=

“ JR西日本近畿統括本部は23日、走行中の京都線の車両内で、60代の男性車掌が電子たばこを吸っていたと発表……社内規定に反する行為で「厳正に対処する」としている”

“ 乗客からお客様センターに連絡があり、事情を聴いたところ、乗客から見えないよう背を向けて電子たばこを吸っていたと認めた。「落ち着くためだった」と説明しているという”

“本部によると、走行自体に影響はなかったと”

 「落ち着くために吸った」 JR西車掌が乗務中に喫煙
  =『產經新聞』2025/5/23 22:00=

“車掌は「落ち着くために吸ってしまった」「今回が初めて」と説明している”

“JR西は社内規定に基づき「厳正に対処する」としている”

“同日、乗客から同社のお客様センターに「走行中に喫煙していた」と通報があり、社内調査の結果、本人が認めた”

“ 車掌は主に東海道線と北陸線を担当している”

 「乗務前に駅で転倒して、落ち着くために喫煙した」JR西日本 走行中の快速電車内で車掌が喫煙 乗客からの申告で発覚
 =『ABCニュース』05/23 22:08 配信=

“会社の聞き取りに対し「乗務前に駅で転倒して、落ち着くために喫煙した」”

“21日、JR西日本のお客様センターに乗客からメールで「車掌が新大阪駅から茨木駅の間を走行中の列車内で喫煙をしていた」と問い合わせがありました”

“ JR西日本は「処分については厳正に対処します。乗務中の勤務態度について指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」”

 京都線の車掌、電車走行中に加熱式たばこ“喫煙” JR西日本
  =『日テレNEWS NNN』2025年5月24日 14:57=

“車掌が電車の走行中に加熱式たばこを吸っていたと発表”

“聞き取りに対し当初は否定していましたが、その後、「落ち着くために喫煙した。吸ったのはこれが初めてだ」と話し、加熱式たばこを1本吸ったと認めた”

“JR西日本は、「尊い命をおあずかりしている車掌としてあるまじき行為であり、厳正に対処する」とコメント”

 いつも聞いて腹立たしく思うのが、「落ち着くため」との、職務中などの違反喫煙の言い訳の常套句です。
 では、吸わない健常者の運転士などは、いつも落ち着きがなく、業務に支障をきたしているのですか?
 薬物でしか落ち着きを取り戻せない状態なら、精神病患者です。
 

 そして、旅行関連のブログで、問題を啓発するなかなかの論説がありました。

 JR京都線車掌の車内喫煙問題:公共交通機関の信頼と安全性を問う
  =『旅行でGO!』2025.05.26=

“日本の公共交通機関では、受動喫煙防止や火災リスクの観点から、車内での喫煙が全面的に禁止されています。特に、鉄道会社は安全運行最優先事項としており、乗務員による喫煙行為は重大な規律違反とされています。

JR西日本も例外ではなく、車内での喫煙を厳しく禁じており、過去には新幹線の喫煙ルームを廃止するなど、受動喫煙防止の取り組みを強化しています。(出典:TBS NEWS DIG)

加熱式たばこに対する誤解とその影響

加熱式たばこは、紙巻きたばこに比べて煙や臭いが少ないとされますが、公共の場での使用が許可されているわけではありません。特に、密閉された車内では、他の乗客への影響や火災のリスクが懸念されます。

また、乗務員が勤務中に喫煙することは、会社の規則違反であるだけでなく、乗客の信頼を損なう行為です。今回の事例は、加熱式たばこに対する誤解が招いた結果とも言えるでしょう”

“企業は、定期的なメンタルヘルスチェックやカウンセリングの導入、休憩時間の確保など、従業員の健康管理に努める必要があります。これにより、従業員の不適切な行動を未然に防ぐことが可能となります”

“JR西日本は再発防止策を講じる必要があります。具体的には、乗務員への教育・研修の強化、内部通報制度の整備、勤務中の行動監視体制の見直しなどが考えられます”

“企業としての信頼回復には、透明性のある情報公開と迅速な対応が不可欠です”

“公共交通機関は、多くの人々の生活に欠かせない存在であり、その安全性と信頼性が求められます。乗務員の不適切な行動は、乗客の安全を脅かすだけでなく、企業の信用を失墜させる可能性があります”


 
[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。

 走行中の特急列車でタバコを吸っていた乗務員(車掌)、通報される…“常習犯”だった・・・「加熱式タバコだから」「バレなきゃいい」 ’21年9月

 電車運転中に喫煙、今度は電子タバコ ~ 東急電鉄 ’22年11月

 また電車内で、車掌が喫煙 ~ JR東日本 ’23年1月

 加熱式タバコの「大誤解」を暴く 周囲への受動喫煙、健康被害は紙巻タバコ同様に  ’22年10月

 “新型タバコ”=〈加熱式タバコ〉と〈電子タバコ〉=について、「正しい知識を持ちましょう」~ 自治体広報~奈良市(大和浩教授の研究を参考) ’21年2月

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