ホテルの禁煙室で喫煙したとの濡れ衣?
受動喫煙問題をよくあげているおなじみ法律サイトの記事です。
なんと、ホテルの禁煙の部屋で、喫煙していないのに吸っただろうとホテル側から言われた、ということです。
たいていの“禁煙ホテル”は、違反も平気で見過ごし、他室の宿泊者に受動喫煙被害を発生させることが多くありますから、このくらいきびしいほうがいいかもしれませんが……、どうしてこうなったのでしょうか?
ホテルの禁煙室トラブル、吸ってないのに「タバコ臭い」と言われ…クリーニング代を払わないといけないの?
=『弁護士ドットコムNEWS』2025年08月11日 10時03分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“部屋で吸ってないのに「タバコ臭い」とホテルに言われた──。そんなトラブルに巻き込まれたという相談が、弁護士ドットコムに寄せられました”
“あるホテルの「禁煙室」に宿泊。タバコは館内の喫煙スペースで吸ったものの、部屋では一切吸っていなかったといいます。
ところが夜になって、ホテル側から「部屋がタバコ臭い」と指摘された”
“海外では、部屋で喫煙していないにもかかわらず、センサーの誤作動(?)によって「追加料金」を請求されたという例もあるそう”
“もしクリーニング代を請求された場合、どのように対応すればいいのでしょうか……
──もし禁煙室でタバコを吸った場合、クリーニング代を支払わないといけませんか。
ホテル側が請求するのは、(1)タバコの臭いが残っていると、次の宿泊者からクレームが入る可能性がある、(2)清掃・脱臭作業に時間と費用がかかる、などの理由が考えられます。
そもそも、(3)禁煙室での喫煙は規約違反とみなされることが多いと思います。
したがって、禁煙室でタバコを吸った場合はクリーニング代の支払いに応じざるを得ないでしょう”
“──部屋でタバコを吸ってないのに請求された場合はどうでしょうか。
……喫煙していない場合は……支払う必要はありません。ただし、ホテル側が「喫煙の痕跡がある」と判断した場合、トラブルになる可能性が……
吸っていないのに請求されたら、まずはホテル側に喫煙していないことを冷静に説明……証拠がないかも確認しましょう(吸い殻、火災報知器の記録など)。納得できない場合は、消費生活センターなどに相談するのも手です”
“予防策としては(ⅰ)非喫煙者であればチェックイン時にそのことを伝える、(ⅱ)部屋に入った時点でタバコ臭がする場合は、すぐにフロントに連絡して部屋を変えてもらう、(ⅲ)換気扇や空気清浄機の使用状況を記録しておく”
結局、その相談者とホテルの間でどうなったかとか、そもそもどうして臭いと判断したとか、詳しいことは記事では何もわかりませんが。
そもそも喫煙者だから疑われた、ということもいえるでしょうが、喫煙者でも、部屋が臭いのはイヤだからと禁煙室を選ぶ人はいます(以下の過去記事参照)。
このような問題に対し、各地の禁煙ホテルは、どう想定しているのでしょうか?
禁煙ホテルが珍しかったころ、2014年の『STOP受動喫煙 新聞』記事。
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