大通りはきれいになったが路地裏は……? 韓国 ~ 危険な「合成ニコチン」規制も

 韓国の情報。よく受動喫煙・タバコ問題を取り上げてくれるニュースサイトです。

 「合成ニコチン」という語句は初めて知りました。そのニュースも後で示します。

 「大通りはクリーン、路地は煙だらけ」韓国・ビジネス街で進む喫煙の二極化…喫煙ブース不足に不満を漏らす会社員
  =『KOREA WAVE』2026 年 5月 2日 (土)=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“ソウル市江南区が……「テヘラン路」一帯を禁煙通りに指定し、本格的な取り締まりに乗り出した……最大10万ウォン(約1万1000円)の過料が科され、24日からは合成ニコチン電子たばこも対象に含まれた”

“取り締まり区間は……歩道約1.4キロメートルに及ぶ。開始後初の昼休み……大通り沿いではたばこの煙や喫煙者の姿が目に見えて減っていた。しかし、一歩路地に入ると状況は一変……会社員たちで煙が白くかすむ事態”

“駅からポスコ交差点までの約700メートル区間内にある公共喫煙ブースは現在1カ所のみだ。一部の会社員は「罪人扱いされているようで禁煙を考えるようになった」”

“非喫煙者からは「大通りで吸う人が減ったのは感じるが、依然として路地のにおいがひどい」と実効性を疑問視する声や、「徹底した取り締まりが必要だ」と歓迎する意見が”

“区庁関係者は「限られた人員で全域を巡回しているため、特定区間の常時管理容易ではない」と説明……喫煙施設拡充の要求については「政策の基本方向は施設の拡充ではなく、禁煙誘導にある」とし、大規模な拡充は検討していない

 喫煙者のやることも自治体の考えも日本と似ているようで、しかし日本より喫煙者のやることが極端なように思えます。自治体も喫煙所を増設しないとするのは良いことですが、徹底させられないところは似ていますね。 

『STOP受動喫煙 新聞』50号の大和教授のソウル報告より

合成ニコチンとは

 「合成ニコチン」で検索すると、韓国では先の報道より前、今年2月に禁止となっていました。
 2年前のアメリカなどでの問題の報道も続けて。

 合成ニコチン電子たばこ規制強化 4月24日施行
 保健福祉部、国民健康増進法の規制拡大を4月24日施行へ—警告表示義務や禁煙区域の適用範囲を液状型電子たばこまで網羅
  =『ChosunBiz EN』2026.02.03. 12:01=

“4月24日から合成ニコチンを使用した液状型電子たばこも一般たばこと同一の規制を受ける。禁煙区域で液状型電子たばこを吸うと10万ウォン以下の過料が科される”

“たばこ製造業者と輸入販売業者は、すべてのたばこ製品の包装広告警告画像と文言を義務的に表示しなければならない”

“健康警告や広告規制違反時は1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金、加香物質表示禁止違反時は500万ウォン以下の過料”

“喫煙者に対する規制も強化される。禁煙区域では紙巻き、加熱式電子たばこ、液状型電子たばこなどすべてのたばこ製品の使用が全面禁止となる。これに違反した場合は10万ウォン以下の過料が科される”

“自動販売機は小売人の指定を受けた場合にのみ設置でき、19歳未満出入禁止場所や小売店外部には設置できない。すべての自販機には成人認証装置の装着が義務化される。”

“これまで……規制は、たばこ事業法で定義したたばこにのみ適用……「葉たばこを原料として吸う、くわえる、蒸気で吸入するなど喫煙が可能な状態に製造したもの」と規定し、合成ニコチンを原料とした電子たばこは規制対象から除外されていた”

“法を改正し、たばこの定義を「葉たばこやニコチンを原料とした製品」へと拡大……1988年のたばこ事業法制定以降、37年ぶりである”

 合成ニコチンの健康への影響巡り議論、中毒性がより高い恐れ
  =『Reuters』2024年5月30日午前 9:22=

“米国などの国々で、いわゆる合成ニコチンを配合した電子たばこが登場し、健康への影響に議論が広がっている”

“天然のニコチンに比べて作用が強力中毒性も高い可能性がある”

“天然のニコチンは、たばこの葉から抽出されるが、合成ニコチンは天然のニコチンと類似の構造を持つ物質として人工的に合成され、米国のたばこ規制の対象にはなっていない。
つまり米国では、合成ニコチン配合の電子たばこであれば、コストや手間がかかるFDAの承認手続きを経ないで販売することが可能”

“たばこ大手アルトリア・グループ……は……合成ニコチンを電子たばこ向けに使用する動きに触れ、業界の規制の枠組みにとって「新たな脅威」が生じると警告し、具体的な対応を検討するよう求めた”

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
 “日本に来てガッカリ” 韓国人の驚き ’24年9月

 禁煙区域の違反は日本とどっちがひどい? 韓国・プサン 罰則にも「平然」 ’23年8月

 吸い殻“ポイ捨て”対策として「リサイクル」を推進。回収にお金が出ます ~ 韓国 ’21年11月

 韓国、学校周辺での違反喫煙・過料徴収が増加 しかしそれ以外では減少に ’23年11月

 50号刊行!『STOP受動喫煙 新聞』2025年・春号 ~ 今夏の参院選へ / ソウル最新情報 / 再度国会で追及! JT「健康被害」否定! 政府の責務は? / 集合住宅被害・管理者に法的義務 / 「白けることありますか」?……など、楽しく読めるお役立ち情報紙です

 51号発行のお知らせ 『STOP受動喫煙 新聞』’25年夏号 → 喫煙所問題で横浜市を提訴!/水タバコの恐怖/市営住宅訴訟・尋問/ソウルと日本の問題・後編/路上喫煙を撲滅する方法/漫画「タバコ不足?」……などなど ’25年7月30日(水)発行予定

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