「外食業界 一気に完全禁煙化」なるか? 「串カツ田中」成功、評価の報道

 一斉に禁煙化の「串カツ田中」。さらに続報です。(過去の本サイトニュースは末尾☆)

 「スゴイ成果」と報道されています。

 串カツ田中が全店禁煙にした途端、スゴイ成果が出た…外食業界、一気に完全禁煙化の機運
  =『Business Journal』2018.9.17= ※元の記事が非公開となったため、別の引用サイトのリンクに差し替えました。

 以下、象徴的な部分の引用、「……」は文省略、太字化は引用者がしたものです。

“ 串カツをメインに取り扱う居酒屋チェーン「串カツ田中」が、6月よりほぼ全店での全席禁煙に踏み切ったことは記憶に新しいだろう。運営元の串カツ田中ホールディングス(HD)は……全席禁煙の成果の程ともいえる6月の売上・客層データなどを発表……来客数は前年同月比2.2%増だった一方、客単価は5.0%減。売上高は2.9%減少……「禁煙だから子供連れや妊婦でも来られる」といった好意的な意見から、「居酒屋で禁煙なんてありえない、もう来ない」などと批判的な意見まで”

“対し同社は「顧客が増えたことはよい結果だと考えている。減少した客層や時間帯別の施策を強化し売り上げを伸ばしていきたい。10年、20年後の当社を見据えた禁煙化の取り組みには手応えを感じている」”

“禁煙化の流れは世間のスタンダード……タバコとは切っても切り離せないイメージのある居酒屋において、全席禁煙導入で一定の好成績を残したというニュースが、あらゆる飲食店に衝撃を与えたであろう”

“ 串カツ田中の前例を受けて、今後、全席禁煙の飲食店は増えていくのか。また、禁煙にまつわる今後の課題にはどういったものがあるのか。日本フードアナリスト協会所属のフードアナリスト、重盛高雄氏に話を聞いた……
「……特に大きいのが、新しい顧客層への訴求に成功した、ということです。大きなところでいうとファミリー層が挙げられます。母親目線で考えれば、子供が食事をする環境が煙たいのは望ましくないでしょう……
 串カツというのは……家ではなかなか再現できない外食体験……タバコをふかしたおじさんのものだった串カツが、全席禁煙化によっておやつ感覚で食べられるものへと変化し、新しい顧客層獲得できたというわけです」

“「マクドナルドなどが代表的なのですが、分煙化施策は失敗に終わるケースが多い……いくら分煙にしても、喫煙席から出てきた人にはタバコの臭いが染みついているので、けっきょくタバコの臭いを完全に消すことはほぼ不可能だからです……分煙でやっていたモスバーガーなども、2020年3月末までに完全禁煙にすると発表しており、すでに店舗の改装を始めています」”

“飲食業界では、分煙化での失敗経験則があるからこそ完全禁煙が選ばれた、ということか”

“「従業員の獲得という意味でも、全席禁煙化は重要になってくる……今の若い人は喫煙しない人が多いですから、若い従業員を獲得しやすくするためにも、働く環境の保全のために全席禁煙を導入するお店が増えてくることは十分考えられます。……全席禁煙のお店はこれから増えていくのではないでしょうか」”

“「むしろ大手チェーンの総合居酒屋こそ、完全禁煙で差別化をする必要があります。今の大手総合居酒屋はどこも商品で差別化ができておらず、いまだに飲み放題や団体割引といった価格面での付加価値に頼っている状況です。しかしそれだと、宴会の時期くらいしかお客さんを大量に呼び込むことができません。今は性差問わず全年代で喫煙者が減ってきていますし、また女性陣にとってはタバコ臭い宴会の場でオヤジの相手なんかしたくない、というのが本音……完全禁煙の居酒屋が出てくれば、非喫煙者層や女性層を取り込むことができると予想されます……飲食店は食事を楽しむための場所なので全席禁煙であってほしいとは思います」”

“「日本はこれまで、非喫煙者の権利が認められていないような状態……昔は路上でもタバコを吸えましたし、新幹線にも喫煙車両があったくらい……タバコ税の収入が相当大きかったので、政府も健康より税収優先で考えていた……ただ、海外からの観光客を迎えることを考えると、非喫煙者の権利を認めていく必要があり……ワールドスタンダードに合わせて外国人が訪日しやすい環境をつくるためにも、税収がどうこうなどとは言っていられなくなったというのが実情でしょう」”

 その他の、以前の報道。「逆転の発想」なのですね。

 『串カツ田中』全面禁煙化で客層に変化。「家族連れ」ターゲットに進化する居酒屋業界
  =『Foodist Media』2018年07月25日=

“東京五輪の年(2020年)の4月1日から都内で従業員を雇う飲食店では原則、タバコは吸えなくなる。……スモーカーの足は遠のくかもしれない。……そうなったらそれを逆に利用して客を呼べばいい。禁煙・嫌煙の時代に飲み込まれた居酒屋の逆転の発想の戦いはもう始まっている”


 写真は「無煙社会をめざす会」の、この9月の定例会の第二部会で初訪問した串カツ田中・水道橋店。
 店員に聞くと、店頭での違反喫煙はときどきあり、「注意はしているのですが……」とのこと。
 みなさん、訪問のときに違反喫煙者がいたら、お店に言い、いっしょにお店の人を応援してあげましょう。

 ☆本ニュース今までの関連掲載
 → 6月12日 7月9日 訪問記7月27日 その他7月31日 9月13日
『STOP受動喫煙 新聞』では、増刊号23号に記事を掲載。

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