幼稚園の先生が、凄む喫煙者3人に、子どもたちを守るために注意、撃退! ~ 「路上喫煙禁止」条例が効果
勇気ある幼稚園の先生のお話です。
「お前らの敷地じゃねえだろ」幼稚園の隣で路上喫煙する“コワモテの3人組”を追い払った先生の一言 /全国初の路上喫煙禁止条例、実は“火傷防止”が大きな目的だった
=『日刊SPA!』2026年06月28日 08:44=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“子どもが小さな声で「ねぇ、なんかくさい」とつぶやいたら、あなたならどうしますか?”
“2002年に東京都千代田区で全国に先駆けて作られた路上喫煙禁止条例の名前は……「受動喫煙防止条例」ではなく、「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」。当時の議論で大きく取り上げられたのは、煙の害よりもまず、「歩きタバコの火が小さな子どもや車椅子の人の顔の高さに来てしまう」という、物理的な危険”
“今回ご紹介するのは、過去に大きな反響を呼んだ実録エピソードから、幼稚園のフリマ当日、隣の路上で堂々と一服を始めたコワモテ3人組と、震えながら向き合った若い男性教諭の話……苦笑いを浮かべながら取材に応じてくれた宮田さん(仮名・27)。
彼は、都内某所の高級住宅街の幼稚園の先生……その日は、幼稚園では父兄によるフリーマーケットが予定されていて、準備のため、いつもより早めに出勤……
……駐車場に車を入れようとした時、ルーフにハシゴを積んだワンボックス車が駐車場の入り口を塞ぐように停まっていたそうです。
しばらく待っていると、車内から目つきの鋭い男性が出てきて、宮田さんの車が入れない様子に気付き、無言のまま数メートル前に移動させた”“フリマが始まると、多くの園児や父兄で園庭は賑わいを見せ……そんな和やかな空気のなか……
「ママー、煙がくさいよー。おじいちゃんのお家みたいで嫌だ」”“視線を隣の区画へ移した瞬間……そこには休憩中と思しき作業員風の3人組が、ガードレールに腰掛けながら堂々とタバコをふかしていた……金髪や強面の風貌が目立ち、園庭に漂う煙は子どもたちの遊び場へと確実に流れ込んで……
「……朝に見たあの車の人たちだと、すぐにわかりました」”“一人の母親が……
「先生、この辺は路上喫煙禁止区域ですよね?園児も嫌がっていますし、なんとかしていただけませんか?」
現場の責任者として対応が求められる立場。けれど相手の雰囲気は、とても注意できるようなものではありませんでした”“園児と保護者の視線を背に受けた宮田さんは覚悟を決め、意を決して3人組に歩み寄り……
「あのぉ、煙がこちらの方に流れてきて、園児が迷惑しているんです。やめてもらえませんか?」
……ひとりが鋭くにらみ返し……
「はぁ?俺ら路上で吸ってんだぜ?お前らの敷地じゃねえだろ。ったく、何様だよ」
……心臓が縮む思いだったと、宮田さんは振り返ります。後ろに立つ母親たちは不安そうに見守り……
宮田さんは勇気を振り絞り……
「ここは条例で路上喫煙禁止区域なんです。それに、あそこに防犯カメラがあります。映像を警察に提出したら、あなたたち、すぐ捕まりますよ」”“その場の空気が凍りついたと言います。ただ、男たちは互いに目を合わせ、舌打ちをしながらも言い返してはきませんでした。やがて立ち上がると、慌てたようすで車に乗り込み、そのまま去っていった”
“「正直、膝がガクガクでした。でも、母親たちが『先生、ありがとうございます』と声をかけてくれて……。あの瞬間、やってよかったと心から思いました」
……勇気を振り絞ったギリギリの決断……自分ひとりの問題なら黙ってやり過ごしたかもしれない。けれど園児と保護者を守る立場だからこそ、逃げられなかったのです。
「防犯カメラがなかったら、あそこまで言い切れなかったと思います。でも、あの状況で一歩踏み出さなきゃ、きっと後悔していたはずです」”“子どもたちの無邪気な笑顔を守るために立ち向かった一人の先生。その背中は小さくとも、確かな重みを感じさせるものでした”
“リードでも触れたとおり、2002年に千代田区が作った全国初の路上喫煙禁止条例は「安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例」という名前。20年以上前、子どもや車椅子の人の顔の高さに火が来てしまうことを、大人たちが先に心配していたんだなあと思うと、宮田先生のあの「膝ガクガクの一歩」も、その流れの上にあったように見えてきます”
記事は外国の法令にも触れています。
“世界に目を向けると、タバコのルールにはもう少し意外な話があります。たとえば「禁煙先進国」のイメージが強いシンガポール。実は路上でタバコを吸うこと自体は禁じられていません。罰金の対象になるのは、屋内の禁煙エリアで吸ったり、吸い殻をポイ捨てしたとき。アパートの窓から繰り返し吸い殻を投げ捨てた男性に、過去最高額の罰金約188万円が科された例も”
“驚きなのがブータン……2004年に世界で初めて国内でのタバコ販売を全面禁止した国です。ところが2020年、コロナ禍で密輸が増えてしまったため、政府はやむなく販売解禁へ方針転換。「世界一厳しい禁煙国」と呼ばれた国も、現実とぶつかりながらルールを動かしてきました”
“並べてみると、煙のことだけでなく、火傷、ポイ捨て、闇市場――いろんな現実と折り合いをつけながら、ルールは少しずつ作られてきた”
幼稚園の話にもどってしめくくり。
“それにしても、宮田先生の「防犯カメラに映っていますよ」のひと言、痺れます。膝はガクガク、でも子どもたちと保護者を背負っての一歩前――。そして3人組のほうも、舌打ちしながらもちゃんと車に乗って去っていった。見るからにコワモテだったけれど、本当はごく普通の大人たちだったのでしょう”
“人は、つい見た目で「言っても無駄そう」と諦めてしまいがちです。でも、丁寧に伝えれば、案外ちゃんと届く。そんなことを思い出させてくれるエピソードでした”
“明日もどこかで、勇気を出して一言を選べた人の小さなスカッとが、生まれていますように”
また出た「そっちの敷地ではないだろう」の屁理屈。マンションでも「自室の喫煙だから自由」というのと同じです。
受動喫煙被害には、つねに「こちらの敷地に悪臭が来ているんだ」という意識を持つべきです。まあ、この場合は下手な議論をせずにさっさと済ませたこの先生の機転、対応は立派ですね。
なお、こいつらが何かの業者で、会社の車で来ていたのなら、書かれている社名を写し、苦情を入れてやりましょう。再発を防ぐために有効です。そのさいはできればその社に直接いうより、社に依頼した側(公共工事なら役所など)に通報するとより効果的でしょう。
『STOP受動喫煙 新聞』連載の漫画(35号掲載)より
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即110番通報でもよかったかも。
条例違反で警察が対応しやすいものは警察にやってもらうのが効果があると思います。まわりにいた人たちの間でも何事かと話題になるでしょう。ただ警察官の中には「規制区域外ならば問題ない」「自宅の喫煙は問題ない」等と説明し、児童への受動喫煙を誘発する者もいるので、躊躇なく「警察監察官室」に苦情/処罰を求めましょう。
条例違反にならない場所でも「おじいちゃんのお家みたい」に受動喫煙は発生するので、職業に関わらず大人がタバコを注意できるようになるべきです。
先生でも注意するのに勇気がいるみたいですね。
何年も前から、市内の保育所等を統括する部署に児童の受動喫煙被害が疑われる場合は児童相談所に通告するように訴えているのですが、紙芝居で児童を通じて親を啓蒙するという効果に疑問のあることしか行いません。保護者による喫煙トラブルも発生しかねないので未然に防げることはやるべきだと思います。
喫煙者はアウトロー気取りですが、記事のような感じで処罰されるのを恐れます。ただ集団だと気が大きくなり正論も通じない場合があるので、暴力を振るわれたときに備えてスマホで撮影するなど防御策も必要だと思います。
子どもたちは大人たちの想像以上に受動喫煙の被害に会ってますよ。
今回の件は氷山の一角です。