仕事中はタバコを吸わないことが当然 ~ 銀行が就業中完全に喫煙禁止に

 銀行グループ全体が、出勤中の喫煙を一切禁止、とすることになりました。
 休憩時間、外出先でも同様のようです。
 「顧客の受動喫煙防止と行員の健康促進」のためとのことです。

 十六銀行が完全禁煙 就業時間中は外回り含め禁煙
  =『岐阜新聞Web』2018年11月08日 08:32= ※元の記事が非公開となったため、別の転載サイトをリンクし直しています(’20年8月、会員の指摘・情報提供により)。

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“十六銀行は来年1月からグループ全体で完全禁煙にする。これまで決められた時間に決められた場所でのみ喫煙を許していたが、就業時間中は一切喫煙を認めない。営業担当者など外出する行員も禁煙にする。同行はグループ全体で約3500人を擁し、大規模な全面禁煙は県内企業では先駆的な取り組みだ”

“改正健康増進法が7月に成立したことを受けた対応”

“現在、午前11時30分~午後1時30分と午後3時15分~同45分に認められた喫煙場所に限って喫煙を許しているが、年明けからは全面的に禁煙とし、顧客の受動喫煙防止と行員の健康促進につなげる”

“全国では医療関連や生命保険関連などの大手企業で、外出先も含め全面禁煙にする例が出始めている”

 違反の罰則については書かれていませんが、どう徹底するのでしょうか。
 喫煙社員がいる限り、外出先では、必ず破る者もいると思います。

 同様の取り組みはすでにリコーなどが実施していますが、早急に全事業所に普及してほしいですね。

 以下も他の取り組みの報道。しかし出ている統計は、終日完全ではなく昼など正規の休憩中の喫煙はOKとしている社も含むものと思いますが。

 「喫煙休憩は生産性低下」、就業中禁煙の企業増
  =『YOMIURI ONLINE(読売新聞)』2018年11月12日 07時09分 = ※こちらも非公開になっていたので、見つかった転載記事をリンクしています。

 以下の写真は、非喫煙者割引のプランもある「マニュライフ生保」の喫煙室です。
 そんな会社でも、喫煙者ゼロや就業中禁煙にはできなかったようです。(2014年撮影、その後はどうか知りませんが)

【追記続報】
 この翌年、別の銀行の取り組みも報道されました。(会員より情報提供)

 就業中の全面禁煙 広がるか 佐賀共栄銀行、今月導入
  =『西日本新聞』2019/4/19 12:11=

“佐賀共栄銀行……が今月から、全ての店舗を全面禁煙にしている。行員の健康増進を図るためだけでなく、「たばこ休憩」をなくすことで生産性向上につなげるのが狙い

“社有車に乗車中も喫煙ができない。……「喫煙を目的としてコンビニ等の施設へ勤務中に出向くことを厳禁とする」との通知まで出す徹底ぶり”

“愛煙家は全行員約300人の3割ほど……受け止めは意外にも前向きだ……「吸わなくてもいいのに、単なるルーティンになっていたのかな」”

“受動喫煙の影響を研究している佐賀大の松尾正幸名誉教授は「従業員の健康管理や能率アップのための職場環境の改善は企業にとって避けられないテーマ」と指摘。「社員が健康になれば、社会保障費の負担低減になり、企業にもメリットがある。就業中の禁煙は今後さらに進むだろう」”

[当サイト関連既報]※他にもありますので、検索窓で引いてみてください。
 「喫煙者は採用しない」は法的にも問題なし

 「仕事中 禁煙(タバコ休憩不可)」は法的に問題なし

 「喫煙社員をゼロにする講演会」がありました

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