罰則は? 兵庫条例・見直し「子どもを受動喫煙から守る」はどうなるか

 本ニュースでおしらせしてきました、
兵庫の受動喫煙防止条例に、「子どもを受動喫煙から守る」も追加、
罰則も検討していた件の、さらに続報です。→今までの記事 9/2110/3011/28

 条例の見直し案にそのことも盛り込んだ提言書を知事に提出し、改正実現へと向かったのですが、
車内の罰則については(前回“トーンダウン”と報道されましたが)、やはりまとまらず、
なんと賛否の「両論併記」という、アイマイな提出になってしまったそうです。

 子ども同乗のマイカーは禁煙 兵庫県、罰則規定は見送り
  =『神戸新聞NEXT』2018/12/14 13:05=

 以下例により抜粋、「…」は文省略・太字化は引用者によります。

“検討委員会は……同乗する自家用車内での禁煙を義務付けることを盛り込んだ提言書を、井戸敏三知事に提出した”

実効性を担保するための罰則規定を設けるべきかどうかについては議論が紛糾。家庭内は「取り締まりが難しい」として見送りとなり、自家用車内については「監視員を置けば摘発できる」という賛成派と「違反行為の認定が困難」とする反対派の意見がまとまらず、両論を併記した”

“一方、…施設に子どもを連れて行った場合…祭りや公園、通学路などでの喫煙については「罰則も検討すべき」と提言。7月に成立した改正健康増進法より踏み込んだ規制を求めた”

“検討委の藤原久義委員長(尼崎総合医療センター名誉院長)は「車内喫煙に罰則規定を設けている国も多いが、日本では時期尚早。強引に進めると反発を招くことになると判断した」”

“県は提言を受けて罰則内容などを定めた条例改正案を作成し、来年2月の県議会定例会に提出する予定”

まあ、家庭内はもともとの検討からなし(それも問題ですが)、検討されていた車内が「賛否とも併記」という、提出された側も困ってしまいそうな書き方になったものの、
公園など屋や飲食店での子どもへの受動喫煙には罰則あり、とはなっています。(上記記事内の一覧表参照)

 以下は「その他の場所」の規定案を前向きに評価した報道。

 子連れ喫煙禁止、店利用者に罰則へ 兵庫・検討委提言
  =『毎日新聞』2018年12月14日 13時14分=

“飲食店などの利用者側に罰則を設ける条例が成立すれば全国初となる”
“罰則について、家庭や自家用車内はプライバシーへの配慮などから慎重意見があり見送ったが、その他の場所は処罰できるよう検討を求めた”
“井戸知事は「提言に基づいて検討する。日本の先頭に立つつもりで取り組みたい」”

 受動喫煙対策強化求める報告書
  =『NHK NEWSWEB』12月14日14時54分=

“藤原委員長は記者団に対し、「子どもや妊婦への対策を義務化するとしたことは大きな成果だ。報告書の内容を実現するよう取り組んでほしい」”

 『神戸新聞』の続報。

 子どもや妊婦と一緒なら禁煙 県受動喫煙対策で検討委提言
  =『神戸新聞NEXT』2018/12/15 10:15=

“私的空間への対策に踏み込んだ一方、対象となる飲食店の線引きを巡っては実効性が不透明なままとなった”
“検討委では、完全禁煙を主張する医師らに対し、飲食業界などから反発の声が上がった。このため、異論の少ない子どもへの対策を中心に議論が進められ…国基準に合わせる一方、「妊婦と子どもの入店不可」を明示することで決着した”

“喫煙可能店がどれだけ減るかは「把握できない」とする。東京都が都内の8割以上に当たる「従業員を雇っている全飲食店」を原則禁煙にしたのと比べて見劣りする”

“提言書を受け取った井戸知事は「条例の実効性を上げるためには県民の理解と行動が欠かせない。私的空間にまで罰則が必要かは慎重に検討したい」”


スモークフリーキッズ(千葉県君津市)主催のポスター展入賞作品より。

(同団体は本ニュース12/17で紹介しています)

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