「子どもへの虐待」=受動喫煙が与える影響について医師が解説

 昨日のサイトに続き、今日も子どもの受動喫煙のお話です。(こちらの報道の方が早いものです)

 東京都と広島県福山市に続いて、兵庫県でも「子どもを受動喫煙から守る」条例が、決まりました。

 子ども・妊婦の前では禁煙=改正条例が成立-兵庫県議会
  =『時事ドットコムニュース』2019年03月18日= ※元の記事が非公開となったため他の引用サイトをリンクさせました。

 この決定より前に、子どもへの受動喫煙に対しての、禁煙活動の医師へのインタビュー記事がありました。

 もはや虐待? 「受動喫煙」が子どもに与える影響と、喫煙者の親が心得ておくべきこと
  =『ニコニコニュース』2019/03/02 06:10オトナンサー=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“東京都や大阪府が、子どもの受動喫煙を防止するための条例を制定するなど、子どもの受動喫煙にも注目が集まっています。しかし、これらの条例には罰則規定がないなど、家庭内での受動喫煙対策が徹底されるのかは不透明

“加治さん「子どもは成人に比べて、体重当たりの吸気量が多い上、有毒な化学物質の解毒・排せつ能力も低く、成長による体の細胞分裂が盛んで発がん物質の影響を受けやすいため、受動喫煙による健康被害を受けやすいからです」”

“年間100人前後の乳幼児が、乳幼児突然死症候群で亡くなっています……両親が喫煙している場合、この病気で亡くなるリスクが4.67倍に”

“Q.喫煙者の中には……ベランダや戸外、換気扇の下で吸う人もいます……受動喫煙は防げますか。
加治さん「防ぎきれません。……調査結果から、喫煙者の家族がいる幼児の方が、尿中コチニンの数値が高いことが分かりました。喫煙者がいない幼児と比べて、室内でそのまま喫煙する場合は約15倍、家族が戸外に出てドアを閉めて喫煙している場合でも約2倍になりました」……
「喫煙者の呼気には、長時間たばこの煙の成分が残ります。たとえ、ベランダや戸外で喫煙しても、その後に入室すれば、呼吸で室内にたばこの煙の成分をまき散らすことになるからです」”

“Q.職場など外出先で煙に触れて……そのまま自宅に戻ると、子どもに受動喫煙させてしまいますか。
加治さん「衣服にたばこの臭いがついた人に近づくと、『たばこ臭い』と感じます。それはたばこの臭い成分を吸い込むからです。この臭いには、発がん物質などさまざまな有害物質が含まれていることが最近になって明らかになりました。そのため、帰宅する前に(子どもに会う前に)たばこ臭い服を着替えることや、髪の毛がたばこ臭い場合は、シャンプーすることなどが必要です」”

“『子どもの受動喫煙は虐待の一種だ』という考え方が強くなってきています。子どもたちを虐待から守るためには、法律や条例が家庭内に踏み込むこともやむを得ないのではないでしょうか”

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