市営住宅が禁煙に!~豊橋市

 受動喫煙の相談で、圧倒的に多いのが「自宅」での、それも家族からではなく、近隣のアカの他人の喫煙者からの被害です。

 逃げるように引っ越したが、その先でもまた同じ被害に遭っているという例もよくあり、
禁煙の住宅はないものか」との声が多くあります。

 独自の受動喫煙防止条例の制定に向け、また加熱式タバコも国や東京と違って規制対象に盛り込むなど、意欲的である、愛知県豊橋市(今までの情報は末尾)で、禁煙の市営住宅が始まろうとしています。

 市営住宅や駅前禁煙化 豊橋市、受動喫煙被害防ぐ
  =『中日新聞』2019年3月6日= ※元の記事が公開を終了したため、別の引用サイトをリンクさせています。

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“豊橋市が市営住宅や豊橋駅前の禁煙化を進めている……受動喫煙防止条例の制定を目指しつつ、異なる枠組みでも推進している”

“市営住宅「西口住宅一号棟」では、五月の入居開始に合わせ、敷地内の禁煙ルールを設ける。市営住宅としては県内初の試みで、寝たばこなどによる火災予防も目的のひとつ。新設予定の残り二棟も禁煙化する”

“豊橋駅前の「ペデストリアンデッキ」と南口駅前広場にある喫煙所計二カ所も、新年度中の廃止を検討

 県内初とのことですが、全国的にも珍しいのではないでしょうか。
 (他にご存知の方は、ぜひ当機構までお知らせください)
 東京など一部にある禁煙マンションは、家賃も高めのものが多いようです。市営なら、その点もよいことでしょう。

 既存の入居者の喫煙は認めるとの、漸進的なもののようで、不公平感があり、そこからの受動喫煙が問題になるかもしれませんが……、
全体で、禁煙が当たり前の雰囲気となれば、問題が出たときに、喫煙者も配慮したり、いづらくなったりするかもしれません。

 写真は栃木県の完全禁煙アパートです。(『STOP受動喫煙 新聞11号18号で紹介)

 ※豊橋市の今までの取り組みについては『STOP受動喫煙 新聞』25号と当サイト2018年11月21日2019年2月20日に掲載しています。

 住宅に関するいままでのニュースは当サイトのカテゴリー ニュース(住宅・家庭内) をご参照ください。

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市営住宅が禁煙に!~豊橋市” に対して3件のコメントがあります。

  1. ユカタン より:

    なつみかんさまへ。こちらこそ言いたかった事などをまるで全部伝えて下さった気持ちになりました。有り難うございます。学校時代に習った歌の歌詞には、マイバラード何ですけど歌詞に、心痛む思いたとえ君を苦しめても 仲間がここに居るよーいつも君をみてる。僕らは助け合って生きてゆこういつまでもーって…確かに死にたくなる気持ちにまでなってしまうし、これでは拷問ですよね…ただ声を揃えて言いたいのは、健康害して取り返しつかない事だけにはなりたくない!

  2. なつみかん より:

    千葉市の市営住宅では『子育て世帯を支援する期限付き入居制度』を設けています。

    制度については

    経済的負担が比較的大きい子育て世帯を支援するため、住宅に困窮する子育て世帯を対象に市営住宅の期限付き入居制度を実施いたします。
    入居期間に10年という期限を設けることによって、後続的に子育て世帯を支援していくことを目的としています

    とあり、

    “45歳以下の親と小学校修了前の子どもからなる世帯を対象”

    としているそうです。

    若い夫婦と幼い子供を経済的に支援するという、素晴らしい制度だと思います。
    ただ、問題はその市営住宅におけるきわめて深刻な受動喫煙問題なのです。

    千葉市の市営住宅では建物の周囲の道を歩くだけでものすごいきつい外国製のタバコや香料入りタバコの匂いが漂っていて、
    建物に近寄るだけで気分が悪くなるほどです。
    住宅の周囲には芝生や公園のようなスペースが整備されており、子供の遊び場になっているのですが、そこにもきついタバコの臭気が漂っています。
    タバコの吸い殻がたくさん落ちています。
    ベランダからの吸い殻の投げ捨てもひどく、多くの住民が迷惑しています。
    上層階から投げられるんですよ。
    またベランダ喫煙や窓を開けての喫煙、住宅のすぐ前での喫煙が度を越したひどさで、1日20時間以上、20分から30分に1回はきつい刺激臭のするタバコの煙が
    住宅に侵入してきます。早朝から、夜中、翌朝の5時くらいまでずっとです。
    一年中、ほとんど1日中窓を閉め切り換気口も閉め切って、ビニールを貼りつけてふさいでいるのですが
    それでもひどい刺激臭が部屋に入ってきてそのままずっと消えません。
    刺激臭が消えず、消える前にまだ新たな刺激臭がはいってくるのです。
    タバコの匂いを感じずにすむ時間など1日に1時間もありません。
    カーテンや部屋の中に匂いが染みつき常に受動喫煙の被害にさらされ、咳がひどいです。
    いつも喉や口の中に煙の味がして痰が止まらず、時々のどに詰まって
    とても苦しい思いをしたり、吐いたりしています。
    時々鼻水も大量に出ます。
    特に夕方から夜中にかけてはいっそうひどいきつい臭気が2.30分おきに襲ってきて頭が割れるように痛みます。
    こめかみが締め付けられます。
    常に襲ってくるタバコの恐怖にさらされ、まともに眠ることすらできません。
    体はしんどく、精神的にも参ってしまって、鬱状態になっています。
    時々、死にたくなります。
    最近では匂いを感じるより先に体が有害物質に反応し、化学物質過敏症のようになってしまいました。
    洗濯ものにもタバコをつけられ、いつもいらいらして苦しいです。
    でも常に閉め切って換気もままならない状態で部屋干しをすると湿気がひどいので泣く泣く外に干しています。
    近所の奥様は一部の洗濯物だけ、加害者がタバコを吸うベランダとは反対側の部屋に部屋干ししているようです。
    とても天気のいい日なのに、洗濯物を部屋干しですよ。

    窓を開ける権利を奪われ
    室内では呼吸をするのも控えめにして、呼吸をする権利すら奪われています。

    大人ですら心身ともに参ってしまい、不眠を患い時に死を考えるほどのひどい環境に子育て支援住宅を作って
    小学校修了前の子どもを住まわせるというのでしょうか。
    子育て世帯を支援する期限付き入居住宅に入居したせいで、幼い子供が病気になったらと思うと心配です。
    子育て世帯を支援する期限付き入居住宅に入居したせいで、幼い子供が病気になったら、やはりいま話題の副流煙裁判
    ということになるのでしょうか。
    4500万円の損害賠償を争うことになるのでしょうか。
    本当は私が裁判したいくらいですけど。
    少なくとも子育て支援の住宅や、未成年者が居住する公営住宅ではタバコの匂いと煙を外部に
    漏らさないように吸うことを義務ずけるべきだと思います。
    閉め切った部屋で吸ってほしい、窓から離れた室内で。
    それに非喫煙者の割合は8割を超えているのですから、公的な公営住宅は納税者への責任として
    喫煙者の住人の割合を減らし、非喫煙者に配慮するべきではないでしょうか。
    ここ数年、この市営住宅ではマナーのいい住人が逃げるように引っ越していき
    入れ替わりにとてもマナーの悪い居住者がやってきて、自治会でもストレスがたまってます。
    ごみ捨て場で愚痴の言い合いです。
    自治会役員の方々も最近の、マナーが悪い住人の急増にヒステリックになっていて辛そうです。
    どうして被害者が追い立てられ、追い出されなくてはならないのでしょうか。
    公営住宅を、安心して子育てできる、安心して生活できる場所にしてほしい。

    1. なつみかん より:

      今日、2019年4月6日は少なくとも午前3時半くらいまで室内に一階の住人が吸ったタバコの臭気が入ってきました。
      もちろん、いつも通り1時間に2回以上のペースです。
      そして朝の5時55分頃、強烈なタバコの臭いで目が覚めました。
      一階からの煙です。
      窓をすべて閉め切り、換気口もすべてふさいでいるにも関わらず、です。

      1年間窓を閉め切って生活している我が家ですらこれだけの被害を感じているのに
      他の住民の方々は大丈夫なのでしょうか。加害者が怖いのか、まったく話題になりません。
      あの度を越してひどい喫煙者一家は一階の住人で、その真上には幼い子供のいる住居があるのですが。
      真上の住人は我が家よりも近い距離で、あの強烈な煙の直撃を受けているはずなのです。
      三階以上の住居にも子供のいる世帯はいくつもあって、幼い子供が暮らしているのですが。
      子供に対する虐待ではないでしょうか。
      いつか深刻な健康被害が表面化するのではないかと気がかりです。
      喘息とかアレルギーとか。

      とある日の夜などは一階のベランダから赤い火のような光が外へ飛んでいくのを目撃しました。
      もしや、火のついたタバコの投げ捨てでは。

      他にも窓を開けたりベランダでタバコを吸っている住居はあるのですが、それらは
      窓を閉め切っていればなんとか我慢できるレベルなのです。
      (窓を開ける権利を侵害されているのにかわりはありませんが)
      ただ、あの一階の家族の、一時間に何度も吸われる強烈なタバコだけは我慢の限界を超えています。

      余談ですが、自治会の活動で我が家と顔見知りのご一家が引っ越して、新しい入居者がやってきました。
      しかし、新しい入居者はベランダに複数人数で並んでながながとタバコを吸うような家族でした。
      また、住環境が悪化しました。
      もともとは住民同士も仲が良く、和気あいあいと自治会の活動をしている明るく清潔ないい住宅だったのですが、
      いつの間にかこんなことになってしまいました。

      千葉市の市営住宅は、住民がなんの後ろ盾もない“個人”として苦情や要望を出しても
      全く取り合ってくれないと自治会でもいろいろと愚痴がだされています。
      受動喫煙に限らず、住人が深刻な被害を訴えても改善されないのです。

      ユカタンさま、貴重なコメントをありがとうございます。
      早朝からタバコの臭気でたたき起こされて憂鬱で悲しかった時に、ユカタンさまの
      おかげで元気が出ました。
      実際白髪も急に増えましたし、毎日歯がきしむように痛いのです。
      歯は全部治したばかりで検診にも行ったばかりなので痛む理由に心当たりがなかったのですが、
      これも受動喫煙の被害のひとつだったのかもしれませんね。

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