喫煙禁止地区を増やす陳情書が提出されました ~ 「日吉駅前禁煙プロジェクト」(横浜市港北区)

 当機構も理事として名を連ねる神奈川の団体、
禁煙・受動喫煙防止活動を推進する神奈川会議」の3月19日にあった理事会に参加しましたところ、
そのときの参加理事の発表に興味深いものがありましたのでご紹介します。

 横浜市では、現在まで8駅で周辺を路上喫煙禁止として、監視員が見回り、罰則金の徴収も行なっていますが、
被害が多いにもかかわらず未指定の、東急東横線・市営地下鉄線の「日吉」駅前も、早々に禁煙にすべき、という陳情を市民団体が市長に提出する、というものです。(’19年3月25日に提出するとのこと)

 以下が理事会で配布されたその写しです。クリックで拡大します。
 (右上に「資料5」とあるのは、もらったのは理事会の資料の一つとしてだったので)

 この2015年の各駅での調査は、地元の者にとっては興味深いものです。

 日吉駅周辺は、市がいちおう「美化推進重点地区」と指定してはるのですが、禁煙指定ではないので、過料徴収はできないものです。
 それに関してのニュースがありました。
 日吉駅前の“ポイ捨て”一掃へ本腰、10月から市が「美化推進重点地区」に指定
  =『横浜日吉新聞』2018年09月07日=
 これによると、「タバコや空き缶といったポイ捨てに対する注意と啓発……」ができるだけのようです。
 さらに地元紙の報道では禁煙地区指定の要望の声も。
 陳情団体と代表の方のお話も紹介されています。
 日吉駅周辺 美化推進重点地区へ 10月1日に指定
  =『タウンニュース』2018年9月13日号= (以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります)

「喫煙禁止」望む声も
 ……日吉台町内会の小野会長は「街全体をきれいにしていき、ゆくゆくは喫煙禁止地区に指定されれば」……
日吉駅前禁煙プロジェクト」の代表として、約10年前から同地区の喫煙禁止地区指定に向けた署名活動や駅前清掃、講演会等を続けてきたのは高見沢重隆医師(たかみざわ医院理事長)。今回の指定を受け、「2020年までに、この街がよりきれいになれば。喫煙禁止地区の指定に向け、改めて活動していきたい」と街の将来を見据えた”

 以下は市の取り組みのページ。

 横浜市サイト=資源循環局 横浜市の喫煙禁止地区

横浜駅西口商店街‎の掲示(2018‎年‎2‎月)

 なお神奈川県は、全国初の屋内受動喫煙防止条例を制定しましたが、路上にかんしては県条例にはないので取り締まりを行なっていません。県にときどき路上の苦情があるそうですが、市とは管轄が違っているものです。

 横浜市のとりくみは、『STOP受動喫煙 新聞』第22号横浜市は違反者から罰則金を徴収で取材記事を掲載しています。
 先述の管轄違いによる通報への県の対応や、とりくみ全般については、その次の23号で、県庁へ取材した神奈川県「受動喫煙防止条例」はどうなっているかで特集しています。

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