猫と受動喫煙
“愛猫家”にはショッキングなニュースです。
猫にタバコは影響する?猫への悪影響がどれくらいか調べてみた!
=『mofmo』2019/03/20=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“なんと煙草の煙を吸う猫はリンパ腫の発生率が高まる……家族の中にタバコを吸う方がおられる家庭の猫は、家族のだれもがタバコを吸わない家庭の猫に比べ2.4倍リンパ腫にかかる可能性が”
“猫が煙草の煙を浴びる期間が5年以上の場合3.2倍、さらに家庭で一日に20本以上吸う家族がいる場合は3.3倍、さらにさらに家族の中に二人以上の喫煙者がいる場合は4.1倍もリンパ腫に発生率が高まる”
“リンパ腫だけでなく煙草による猫の被害は……心臓循環器系、呼吸器系、皮膚系、アレルギー、目の炎症、喘息、そして癌など様々な害となる原因に繋がる”
“なぜこれほどまでに猫が害を受けるのかというと喫煙による煙の有害物質の比重と関係があります”
“煙草の煙は空気よりも重い……煙はお部屋の足元つまり下の方に、床に落ちていきます……つまり有害物質の集積地である床で猫は過ごしている……それだけではありません……タバコを吸った後、猫を抱っこして息を吹きかけてしまうとどうなるでしょうか……煙草の有害物質は肺から噴出される……近距離ですから猫は避けようもありませんし、そもそも危険に気づくこともありませんよね、猫は”
“猫は毛をなめるグルーミングと呼ばれる行為を行います。このグルーミングによっても、煙草の有害物質の影響を受ける可能性が高まる……猫はその煙を吸うだけでなく体全体で浴び……被毛や皮膚に有害物質が付着……その有害物質を体内に取り入れ、癌になる可能性を高める”
“煙を吸ったために鼻や目などの粘膜部分が刺激を受けて、炎症を起こすことさえあります”
“喫煙が抗酸化作用や免疫力を上げるビタミンを無駄使いするので、老化を早める”
“猫の嗅覚は人間の数倍もするので、人間がたとえ気が付かなかったとしても、猫はタバコのにおいで体調を崩したり、食欲がなくなってしまうことさえ……とはいっても煙が害になることを猫は知らないわけですから平気で吸いこんでしまう”
“猫の内臓は人間の数分の一……人間にとっては小量の有害物質でも猫が体内に吸収すれば、大問題に発展することになる”
さらに、タバコの誤飲事故も。
“知らずして食べ物ではないものにまで関心を示して口にしてしまうことが……ミニカーなどのおもちゃ、床に落ちている輪ゴム、猫がおもちゃとして遊ぶ紐など……遊んでいるつもりだった猫が次第に口にして食べてしまう……大抵は胃の中で消化されず便の中に含まれたまま出てくる……しかし出てこない場合も”
“腸の中にとどまってしまってその異物が他の食事を便として排出するのを妨げ……腸閉そくを引き起こして猫は大変苦しむことに”
“子猫に至っては目に入るありとあらゆるものが関心の対象……猫の口に入れさせたくないものは決して見せないのが鉄則”
“煙草の臭いは基本的に猫の嫌いな臭いのはず……それでも猫が食べてしまうのには……煙草の種類の中にはメンソール入りの……ものもあります……猫はこのメンソールのニオイを嗅ぐと興奮してしまい……それはマタタビと同じ効果を表すとされています”
そして、屋外でも、“ポイ捨て”が、猫には危険との指摘が。
“よくポイ捨てする人たちがいますが、もし雨が降って水たまりができてそこに投げ捨てられると煙草は溶け出し……水たまりはニコチンを多く含んだ水となってしまう……その水を猫が飲んでしまったら……当然中毒を引き起こす”
“しかも液体を舐めてしまうと煙草を直接食べてしまうよりも体内への吸収率は高まってしまい……すぐにおう吐や震え、興奮状態といった中毒症状を起こしてしまう”
タバコの添加物にも言及しています。
“……ニコチンだけを例にとって中毒について考えてみました。しかし煙草にはそれだけではない危険物質がたくさん含まれている……煙草のうまみを出すために用いられている化学物質……いわゆる添加物……香料や保存剤、加工除剤、保湿剤、燃焼剤など何十種類ものありとあらゆる添加物で出来ている”
ニコチンやタールや一酸化炭素などは知られていても、食品同様、いやそれ以上にタバコにも添加物が多く入っていることは、一般にはあまり知られていません。筆者はかなり調べられているようです。
以下も続きます。
“タバコ栽培には農薬も沢山用いられています。
これらの農薬も危険物質ですので食べるのは厳禁です。
最近では無農薬を銘打った煙草も出てきていますし無添加煙草も存在……がニコチンは確かに入っていますので、変わらずどのたばこでも危険度は変わらないでしょう”
“猫のことを思っているなら禁煙するしかないでしょう!……猫もきっと喜んでくれるにちがいありませんよ”
ところで、さいごの[まとめ]には、
「タバコ愛好家の方には心が痛む内容だったかもしれませんね。ごめんなさい」
とありますが、ごめんなさいではなく、良い情報ではないでしょうか。
そういえば、投書か何かで、猫を飼う喫煙女性が卒煙したら、猫がいっしょに布団に入ってくれるようになった、という話を読んだことがあります。
猫は、あんがいわかっているのかもしれません。
もちろんこれらは、すべて人間、小さい子にも当てはまりますね。
動物関連→ツバメの受動喫煙
周辺には野良猫たちが数多く暮らしております。
その猫の行き来する道路には毎日のように誰かしらタバコの吸い殻をポイ捨てします。
ポイ捨てのタバコからも、かなりの悪影響があるでしょう。
風向きや風の強さでタバコの吸い殻の行方も悲惨なことになりかねません。
タバコを吸って火のついたまんま投げ捨てる最悪な人もいる。
さらに悪意で、タバコで生き物がどうなるかなんてやるような人間もいるぐらいです。