喫煙をやめない経済評論家が、大半の喫煙者の違反・無神経を批判

 評論家の人が、癌になったのに喫煙をやめるつもりはない(以下の記事の前編での主張)、としながら……、
日本のタバコは安すぎる、喫煙場所が減ることは仕方ないとし、大半の喫煙者は問題行動が多いことを論じています。
 これについては正論だと思います。

 「まずはマナーを守れ」 愛煙家の岸博幸氏が“肩身が狭い”と嘆く喫煙者に伝えたいこと「だから目の敵にされる」
  =『ENCOUNT(エンカウント)』2024.07.21=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“――たばこの価格についてですが、先生が吸い始めた頃と今とを比べるとかなり上がっていますよね。現在の価格については経済評論家の視点ではどう感じますか。

「僕はまだ全然安いと思いますよ。この4月にニューヨークに行きましたけど、たばこの値段が最も高い場所では1パック20ドル……約3000円……今やアメリカ、ヨーロッパはどこに行ってももう1000円は軽く超すわけです。日本と同様に大半が税金です。やっぱり、たばこは体に悪いというのが染みついちゃっていて、こういう風に値段が高くなっている。だから日本は先進国の中では例外的に僕は安いと思っています」”

“――喫煙者と非喫煙者の共存について、最も必要なことはなんだと思われますか。

「……喫煙者の側に問題がある……マナーが悪い人が多すぎる。例えばたばこが吸える喫茶店なんかに行ったら、近くに吸わない人がいたとしても、自分が吸っている火のついているたばこを灰皿に置きっぱなしにして、煙がどちらに流れているのか気遣いもしない。たばこが吸えない屋外でも、吸い殻をそのままポイ捨てするやつらがいる。

 僕は喫煙者として、喫煙者側のマナーも非常に悪いなと思っています。やっぱりこうしたことが、たばこが目の敵にされる原因じゃないのかなと思いますね。喫煙できる場所が減って、たばこへの規制も一層厳しくなると、喫煙者からすると迫害されているという思いもあるでしょうけど、そもそもたばこを吸う側のマナーがどうなのか。まずはそこから反省しようという風には思っています」

“――前編でも話題に上がりましたが、吸える場所が減っているのもマナーの悪化につながっているのでしょうか。喫煙所はやはり少ないと感じますか。

「それは少ないとは思いますね。でもこれはしょうがないでしょう。増えた方がいいとは思いますが、これだけ喫煙者の割合が少なくなっている中で、じゃあその人たちのためだけに増やすのかというと別問題だと思いますから、そこはしょうがないよねと。だから与えられた条件の中で頑張るしかないだろうなと思っています」”

“――……喫煙者の方はもう少し環境を改善してほしいという思いが強いのかなと感じていたのですが、岸先生は今の環境にどう対応していくかに重きを置いているように感じます。

「そういうこと(喫煙環境の改善)を言うなら、まずはマナーを守れよと。それはすごく感じます。自分の煙の方向にも配慮できないようでは、偉そうに言う資格はないですよ」”

“――喫煙者の一人として、喫煙マナーの悪い喫煙者に対して苛立ちを感じていますね。

「僕は(喫煙者の)大半がそういう人だと思っています。非常に無神経だよねと。……共存するためには相手への気遣いが必要なわけです。大半の人が、さっきも言ったように、自分のたばこの煙がどっちへ向かっているとか、そういう配慮さえしませんから。ちょっと無神経な人が多すぎるよねと。迫害されて当たり前でしょって思いますよ」”

“「……これだけ受動喫煙の問題が言われているわけですから、健康面への影響がある可能性はある。言われている以上は、当然気を使うのが当たり前なんです。立場が違う人と共存するには、立場が違う側に対して配慮理解するということが前提にあるわけです。喫煙者側が一方的に被害を受けて迫害されていると言うのは、どうなのかなと」”

“「たばこを吸っちゃいけないところで吸って、吸い殻をポイ捨てするようなやつらが、喫煙所を増やしてっていう資格はねぇよと思っていますよ。権利を主張する前に、まず義務を果たしましょうって」”


 
 このニュース・論説のサイト、今までもタバコ関連記事が多く、何度か引用させてもらいました。以下に一部を示します。

[当サイト関連既報] ※他にもありますので、検索窓やカテゴリーで引いてみてください。
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〈その他の関連〉
 喫煙者の9割が路上喫煙をしていると判明…? ’21年7月

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