「World No-Tobacco Day」は“世界禁煙デー”? “禁煙の日”でよいか?
本日5月31日は、WHOこと「世界保健機関」が定めた、
「World No-Tobacco Day(ワールド・ノー・タバコ・デイ)」 です。
このサイトを熱心に見るような方々なら、とうにご存じなことでしょう。
ところで、この「WNTD」、日本では
「世界禁煙デー」との訳語で、一般化しています。
Wikipedia
コトバンク
世界禁煙デーはなぜ、5月31日なのですか?(禁煙センセイ.com)
厚労省
日本では毎年この前後に、各地の禁煙活動団体による取り組みが行われていることは、
このニュース欄でもお知らせしましたが、( 5/14 5/22 )
それらはさておき、ここではこの
「禁煙デー」という語について、考えてみたいとおもいます。
長年タバコ・受動喫煙撲滅の活動に参加しているなか、あるベテラン大先輩の方から、
以下の提言を聞きました。
「“禁煙”の日、という訳語は、おかしい」
? どういうことだろうと、興味を持って続きを聞きますと……、
「世界を『ノー・タバコ』にする日、というのがWHOの考えのはず。
単なる“禁煙の日”で済ますものでは、ないのでは」
とのことでした。
なるほど……!
「禁煙」と訳すのがふつうではあるでしょうが、
本来、そういう意味でしょう。きっと。
もともと、“タバコ・喫煙の撲滅”ではなく、
受動喫煙という被害の撲滅を中心に考える私も、「受動喫煙撲滅機構」も、
ふだん「禁煙」の語が使われるような場合でも、
「卒煙」と「喫煙禁止場所」などと言い分けたりなど、
注意していたものです。
「禁煙の日」については、それまでなにも考えずにいましたが、
それを聞いてから、意識してしまいまして、5/31のことを書くときは、
「World No-Tobacco Day」を先に書いて、「世界禁煙デー」という語は、カッコして使うとか、
あえて書かないとか、になりました。
そろそろ、「受動喫煙撲滅の日」も、制定したいところですね。