「アイコス」「グロー」「プルームテック」といった(その他、海外には他品もあり)、
加熱式タバコ」が、
受動喫煙を発生させる有害品にもかかわらず、販路を広げています。

 これらと、そのちょっと前から出ている
電子タバコ」との区別が分からない、あるいは同じものかと、混同している、という人が多いようです。

 分かりやすいサイトがありましたので、紹介します。
 “新型タバコ”だから大丈夫?~基礎知識編~
  =『武田薬報WEB』=

 大企業のサイトですが、「日本禁煙学会」の松崎理事が解説しているものです。

 なお、『STOP受動喫煙 新聞』21号でも大特集、
研究の第一人者である大和浩教授の論文や、禁煙学会ほか医療団体の声明と解説を載せていますので、あらためてお読みください。
 (被害については17号19号20号にも実例を掲載しています)

 ようするに……、

 いずれも火を使わない「非燃焼式」で、電気で加熱するものだが、

風味やニコチンを入れた、液体を加熱する→電子タバコ
タバコの葉っぱを加熱する→加熱式タバコ

それらをひっくるめて、一般に“新型タバコ” と呼んでいる。

 たとえていえば……、
 蚊取り線香を従来の紙巻きタバコとすれば、
殺虫成分の板を熱するベープマットとかが加熱式タバコで、
なんとかリキッドとかの液体式が電子タバコ、
 ということになります。

液体式(電子タバコ)、国内販売はニコチンなしだが…?

 なお、電子タバコ(液体のほう)は、ニコチン入りの液体は日本では販売が禁止されていますので、
さいきんよく見る「電子タバコ店」でも、中に入れる風味つけ液体薬剤は、ニコチンなしの物しか売っていません。
 しかし! 個人輸入とその使用は禁止されていませんので、けっきょくニコチン吸引をしている者が多い、ということです。

 ニコチンなしの市販の液体でも、有害性が指摘されていますし(添加物と同じで、無害なわけないでしょうが)、
大麻を入れて吸引、摘発されている報道もあります。

安全でもマシでもない

 タバコ葉(もちろんニコチン入り)を電気で加熱する「加熱式タバコ」=アイコス・グロー・プルームテックなど=は、
ニコチン入りですから依存性があり、有害なのですが、企業の宣伝にだまされて、安全またはかなりマシだと思っている人が多いようです。
 勤労世代における非燃焼・加熱式タバコの使用実態(2年間の追跡調査)
  =産業医科大学・姜英氏=(大和教授と同じ研究チームの方です)

言い訳する輩には証拠を

 当機構での定例会(受動喫煙相談・学習定例会)への相談者でも、
「管理者や加害者(あるいは警察)へ受動喫煙発生をやめるよう要望したが、『加熱式に替えたのでだいじょうぶ』といわれた」
 という方がよくあります。
 そういうときは、『STOP受動喫煙 新聞』をコピーして見せてやってくださいね。

“新型タバコ”について

 なお、“新型タバコ” という名称ですが、

“これら非燃焼・電気加熱式の、電子タバコと加熱式タバコは、一括して「新型タバコ」といわれているが、
新車・新築・新品……などの“良いイメージ”を植えつけてしまうため(“宣伝戦略”ではないか)、筆者は使用しない。”

 と、大和教授が、前述『STOP新聞』21号で指摘しています。

 なるほど! と共感し、当機構もなるべく使わず、(本ニュース表題のように)「電気式」としたり、しかたないときは
“新型タバコ”と、「いわゆる」の意味の“”を付けるようにしています。

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 以下の写真は、全タバコをはっきり禁止としているビアバーの表示です。
  (しかも店外でも)

 兵庫県西宮市の「ビアカフェ バーレイ」。2005年の開業時から店内禁煙です。