大気汚染の元凶・健康被害の原因のPM2.5は、タバコの煙にも含まれています

 [本記事は、受動喫煙撲滅機構の関係団体による執筆です

暖かくなってくると、花粉や黄砂と同時に、PM2.5がやって来ます。

アレルギー疾患、喘息などの呼吸器系疾患、慢性の心疾患などの持病がある人は、 PM2.5の影響を受けやすいといわれております。

そのPM2.5が、実は、タバコの煙にも含まれています

PM2.5とは?

PM2.5とは、2.5μm(マイクロメートル、昔の言い方ではミクロン)以下の、たいへん小さい粉塵(ふんじん)の総称です。 政府広報オンラインに解説があります。

大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。 ・・・ PM2.5は、粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられます。特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられるので、注意が必要です 政府広報オンライン 「 1.微小粒子状物質(PM2.5)とは」 より

たいへん小さい粉塵なので、空気の流れが少しでもあれば舞い上がり、拡散し、いつまでも空気中に漂っています。 さらに、細く枝分かれした人の肺の奥の奥にまで、入り込んでしまいます。

飛散予報を確認し、屋内に退避しましょう

人体に有害なPM2.5については、飛散予報が出されています。

PM2.5分布予測

日本気象協会  PM2.5分布予測

PM2.5飛散の予報を確認し、危険な場合には、屋外活動を控え、屋内に退避する必要がありそうです。

しかし、タバコの煙にもPM2.5は含まれている

そして、タバコの煙はまさに、「典型的なPM2.5(e-ヘルスネット「PM2.5と受動喫煙」)」であり、 肺がん、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されます。 しかも、タバコの煙中のPM2.5は、2.5マイクロメートルどころではなく、さらに小さく、1.0~0.1㎛まであるそうです。

実際に、毎年PM2.5が多く飛散する時期には、健康被害についても多くの報道がされてます。

外出を控えるようにと予報が出て、屋内に退避しても、そこで喫煙されていたら、今度は受動喫煙で、PM2.5の被害に遭うことになります。もちろん、それ以上の有害物質も吸わされます。

受動喫煙から逃れようと屋外に出ればPM2.5が飛散していて、 屋内に入れば受動喫煙の被害にあう、、、これでは逃げ場がありません……!

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