400万円かけて煙・臭いダダ漏れの喫煙所を2か所も!=奈良県庁=「法律違反の疑い」「直ちに撤去すべき」

 表題の問題、われらが大和浩教授が、新聞社の取材に対して、
 「法律違反」「直ちに撤去すべき」
 と鋭く指摘しています。

 「臭い」奈良県庁の喫煙所から漏れる煙 専門家は「直ちに撤去すべき」
  =『毎日新聞』2019年10月25日06時30分(最終更新 12月18日14時34分)=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“奈良県が約400万円をかけて改修した県庁の2カ所の屋外喫煙所から煙やにおいが漏れ出し、来庁者から苦情が出ている”

“「受動喫煙を防ぐため」として3月までに約400万円をかけて排気装置を設置したり、建物の隙間(すきま)をふさいだりする工事を完了した”

“二つの喫煙所はいずれも入り口にドアがない。喫煙所の煙はダクトを通り約10メートル離れた資材置き場の内部と駐車場に排出されている”

来庁者からも不評……「子どもがたばこの臭いに敏感で、駐輪場に来るといつも『臭い』と言う。世の中の手本となるべき行政が、本気で禁煙に取り組んでいないのでは」と憤る”

“受動喫煙対策に詳しい大和浩・産業医科大教授は「……風下25メートルでも粉じん計で明確に記録できる受動喫煙が発生する……受動喫煙が起きているのであれば、健康増進法に違反している疑いがある。直ちに撤去すべきだ」と指摘”

“県は2013年7月に策定した「なら健康長寿基本計画」で、男女とも健康寿命を10年間で日本一に延ばす目標を立てている……「計画に沿い、22年度までに庁舎の敷地内で喫煙所を閉鎖するように努める」”

 県庁の弁、「受動喫煙を防ぐため」とは、「受動喫煙」も、「防ぐ」も、その定義が一般とは違うのでしょうかね?

奈良県庁の喫煙所。(大和浩教授ご提供)

 なお本件、『STOP受動喫煙 新聞』第29号(’20年1月発行予定)で、新聞社からインタビューを受けた大和教授による詳細報告が掲載されますので、お楽しみに。

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400万円かけて煙・臭いダダ漏れの喫煙所を2か所も!=奈良県庁=「法律違反の疑い」「直ちに撤去すべき」” に対して1件のコメントがあります。

  1. 無煙生活を求めて より:

    奈良県は
    2018年9月19日に福祉医療部の企画管理室と疾病対策課がJTに接触し打ち合わせた上で、
    10月3日に「分煙施設設置に係る基本的考え方」を各県有施設に示し、分煙施設の設置を進めた、という経緯があります。
    県庁の本庁舎、分庁舎の喫煙所はこの基本的考え方とは別に進められた話かも知れませんが、奈良県は敷地内禁煙に消極的姿勢を見せているのは間違いないでしょう。
    奈良市が市役所を含め殆んどの施設が敷地内禁煙となったのと、大きな違いがあります。

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