受動喫煙の防止・撲滅と禁煙

 [本記事は、受動喫煙撲滅機構の関係団体による執筆です
受動喫煙撲滅への施策を考える際に、自然に出てくるのが、喫煙者に対する禁煙(喫煙禁止や卒煙)への欲求です。

ついつい「あなたがタバコを止めれば良いのだ!」と、考えがちです。

ですが、ここで喫煙者の禁煙ばかりにとらわれると、受動喫煙撲滅への具体的施策を進める障害となることがありますので注意したいと思います。

喫煙は”権利”か?!

よく「喫煙の自由」「権利」などと言う人がいます。
たしかに、「喫煙の自由は、憲法一三条の保障する基本的人権の一に含まれる」と最高裁で判断されたこともあります。
他人に迷惑をかけない限りは、喫煙は自由にすることができるという、前提はあるでしょう。

しかし、喫煙者も、受動喫煙の被害にときには遭っており、受動喫煙を避けたいという喫煙者も多くいます。

まして、受動喫煙を起こすことを望んで喫煙しているわけではないでしょう。
受動喫煙は、喫煙者にとっても、望まざる結果なのです。
※意図的に煙を吐きかける行為などは、この範囲ではありません。

大事なのは受動喫煙防止!

そもそも、喫煙を禁止するのではなく、どうにかして受動喫煙を防止すればよいのです。

ここに議論の余地はありません。

喫煙者とも協力できるはず

喫煙者はより自由に喫煙するために、そして非喫煙者・受動喫煙被害者は受動喫煙の被害に遭わないために、受動喫煙の撲滅に向けて協力していけるはずです。
重要なのは、いかにして受動喫煙を防止するかであり、受動喫煙の加害者となっている喫煙者に対してであっても、禁煙だけを押し付けることは、本来の目的、解決から、遠のく可能性があります。

禁煙を押し付けない

ただ禁煙を押し付けることは意見の対立となり、なによりも重要な、受動喫煙防止のための具体的な施策に移れない場合が多くあります。

受動喫煙の被害にあった際にも、怒りから加害者に対し禁煙を要求するのではなく、「受動喫煙が生じる環境での喫煙」をやめるように求めることが大事です。

ルールとマナーを守って喫煙

本来、喫煙者も、喫煙ルームでの喫煙など、ルールとマナーを守ったうえでなら、堂々と喫煙を続けてよいのです。
しかし、、、

臭いや煙の漏れがあるかも!?

たとえば喫煙ルームが設置されている施設では、喫煙ルームで喫煙をすることになりますが、喫煙ルームの作りによっては、喫煙ルームの外に臭いや煙が漏れていることがあります。

その施設におけるルールは守っている喫煙でも、「もしかしたら漏れているかも?」と、配慮する気持ちが必要です。

臭いや有害物質の残留に注意!

また、思っているよりも、臭いや有害物質の残留
は続きます。
衣類、空間への影響を過小評価しないように注意しましょう。

喫煙ルームから出てきた状態では、喫煙者の呼気や、体や衣類から、臭いや有害物資が出ています。

STOP受動喫煙新聞
「受動喫煙をなくすべき」という考え方は、すでに全世界に広がっており、世界保健機関(WHO)が2001年に可決・2005年に発効した国際条約「タバコ規制 枠組み条約」(FCTC)では100%タバコ被害のない社会をめざして、喫煙規制の法や条例の制定を、世界各国に促しています。
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