ペットを虐待する受動喫煙・三次喫煙

 当欄でも一部お伝えしてきた、ネコなど小動物への受動喫煙問題。
  →受動喫煙は猫にも危険! 動物への「受動喫煙」に「三次喫煙」

 獣医による、動物への愛情こもった訴えがありましたので紹介します。

 ペットを襲う「受動喫煙」や「3次喫煙」のリスク 法改正を機会に知ってほしい問題点とは?
  =石井万寿美まねき猫ホスピタル院長3/31(火) 8:00=

 以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。

“「タバコ」はペットを命の危険にさらすこともあります……タバコを吸わないペットが「副流煙」に触れるので健康に害を及ぼすのです”

“犬や猫は、家飼いの子が増えています。飼い主が、ペットの前でタバコを吸わなくても喫煙者の服や髪にタバコの副流煙がついています。抱っこされることで、彼らの被毛についてしまうのです。それを舐めるので、口からタバコの成分が入っていきます

“空気清浄機は、粒子状物質を除去できますが、ガス状物質は全て除去できないのです。換気扇にはたいした効果がなかったのです”

猫の方が犬より危険度は高い
犬も猫もグルーミングといって、毛づくろいしますが、猫の方が懸命にします。それで、いくらペットの前で喫煙しなくても飼い主の体や毛についているので、被害が起こるのです”

“タバコを吸っている飼い主のペットは、リンパ腫になりやすいといわれています。
口腔内や鼻腔内のがんにもなりやすいのですが、一番影響を受けやすいのは、リンパ腫です。……飼い主と話していると、ニオイでその人はタバコを吸っているかどうかがわかります。ペットたちはゲージに入っているので、そこにタバコのニオイがついていて、家族に喫煙する人がいるとわかります”

“タバコを「ポイ捨て」する人たちがいます。雨が降って水たまりにタバコの吸い殻が浮かんでいる風景を見た方もいるでしょう。水たまりに投げ捨てられるとたばこは溶け出し、ニコチンを多く流出します。野良猫は、外の水を飲むことが多く、もしそれを飲んでしまったらどうなるでしょうか。当然中毒を引き起こすでしょう。

人が作りだした野良猫が、そんなことでまた悲劇を生まないように、吸い殻の処理をきちんとしましょうね”

 動物は、なにも苦情を言えません。また、体が小さいので、健康被害も大きくなります。
 これは、人間にも当てはめて考えてみましょう。

『草むらのライ子』画:矢野雅晴 ’20年4月3日(金)

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