国会でまたヤジ! 受動喫煙被害・対策を訴えるガン患者に対して!
追加ニュースです。
昨日の本ニュース、法案についての各報道のうちの、骨抜きの受動喫煙対策にがん患者が訴え 「死んでいく年間1万5千人の声聞いて」
の会場で、一人の議員から、口汚い“ヤジ”が飛んでいたことがわかりました。
じつはその日(6/15)の「無煙社会をめざす会」定例会の場でも、議会に参加していたというある議員から、
「癌患者で参考人として呼ばれた長谷川一男氏の発言時に、
『いい加減にしろ、この野郎!』と
自民党の穴見陽一議員が怒鳴った、
と、周辺にいた人から、終了後に聞いた」
との報告がありました。しかし、
「全体に聞こえたのでなく、録音も不明瞭であろうから、具体的な証拠がない」
とのことでしたが、今日になって、前記報道のメディアが、実名・写真入りで報道しました。
受動喫煙対策を訴える肺がん患者にヤジ 国会議員「いい加減にしろ!」
=『BuzzFeed』2018/06/21 07:01=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“受動喫煙対策が議論された衆院厚生労働委員会で……がん患者が意見を述べている最中に、自民党の穴見陽一議員が「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしていた”
“昨年5月の自民党厚生労働部会でもヤジが問題になった。大西英男衆院議員が職場での受動喫煙対策を訴えた三原じゅん子参院議員に「(がん患者は)働かなくていいんだよ」とヤジを飛ばし、謝罪した”
“ヤジは、自身もステージ4の肺がん患者で、日本肺がん患者連絡会理事長の長谷川一男さん(47)が意見を述べている最中に……議員席に座っていた青いシャツ姿の議員から「いい加減にしろ!」とヤジが飛んだ”
“長谷川さんは……「最初は何が起こっているのかわからなかった」……意見を続けた……再び青シャツの議員から「いい加減にしろ!」とヤジが投げられた。別の自民党議員はヤジを飛ばす議員を見ながら笑っていた”
“「私以外の受動喫煙に反対する医師にも……ヤジを飛ばしていました。一部の国会議員は、参考人に対しても、自分の意見と違うとヤジでプレッシャーを与えるものなのかと驚きました」”
“「こういう人が、国民の健康を守る大事な法案を審議しているのかと思うと残念でなりません」”
“穴見議員は喫煙者だという”
“BuzzFeed Japan Medicalは、穴見議員の秘書に複数回、電話で取材を申し込み、秘書からの要請で、16日に穴見議員に発言の意図などを聞く質問状を送った。
20日までに回答はなく、秘書は「回答するかどうかもわからない」と話しているが、ヤジについて否定はしていない”
その後、新聞・テレビでも一斉に報道されました。
なおこの人は、ファミリーレストラン・チェーン「ジョイフル」(喫煙可が大半)の経営にも関わっているそうですが、そちらにも苦情が行っているそうです。
穴見氏ヤジ「ジョイフル」にもクレームが なお、完全分煙は4割強
=『J-CASTニュース』6月21日19時23分=
“国会でヤジを飛ばし、自らが相談役をしているファミリーレストラン「ジョイフル」に苦情が殺到している”
“ジョイフルは、J-CASTニュースの取材に対し、「会社の見解ではない」と説明した。穴見氏は議員サイト上で謝罪する事態になった”
“穴見陽一氏の大分事務所は6月21日、……「ジョイフルには行かない」「議員辞めろ!」などとクレームの電話が殺到していることを明らかにした。穴見氏個人は、喫煙者だという”
“これを受けて、穴見氏はこの日夕、議員サイトや個人のフェイスブックで、ヤジについての謝罪文を掲載した”
“直営店732店のうち、空気を遮断した完全分煙は4割強で、全面禁煙はまだ4店舗に留まるという。このことについて、「様々なお客さまに来ていただきたいからです」と説明したが、健康増進法改正案が国会で成立し、2020年4月までに施行されれば、全面禁煙に踏み切りたいと言っている”