「加熱式タバコも規制」 愛知県豊橋市が条例化をさらに進めました
有害性は明らかになっているのに、“明らかでない”として各条例や改正健康増進法で対象外になったりしている、「加熱式タバコ」。
愛知県の豊橋市が、独自の受動喫煙防止条例の制定に向け、その案の中では「規制する」として進めていることは、当サイトでも紹介しました。
2018年11月21日 「加熱式も有害」 と自治体が認めました 条例制定へ~豊橋市
このたび、さらにその条例案をまとめ、本格的に動き出したことが報道されました。
受動喫煙減らせ、豊橋市が加熱式たばこ規制案
=『日本経済新聞』2019/2/18 12:20=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“「加熱式たばこ」を紙巻きたばこと同様に規制する全国初の条例案をまとめた……国の規制は紙巻きより緩いが、豊橋市は「影響が不確かでも、望まない受動喫煙は避けるべきだ」と踏み込んだ”
“店を訪れていた市内の女性(54)は「食事中は加熱式の臭いも気になる」と規制強化を歓迎する”
“市健康政策課の担当者は「受動喫煙で病気になる人を1人でも減らしたい」と強調”
“豊橋市は、受動喫煙の影響はともかく、加熱式に有害物質が含まれることは確かだとして条例案をまとめた。市健康政策課の大井英昭主幹は「影響が分からないから規制しないというのは、望まない受動喫煙を減らすという改正健康増進法の趣旨に反すると考えた」と話す”
「19年の3月議会での成立、20年4月の全面施行を目指す」とのことです。
なお、意見募集もされ、結果が出ています。
豊橋市受動喫煙防止条例(仮称)の考え方についての意見募集結果
他都市にも早々に波及することが望まれます。
神奈川産業振興センター(馬車道バス停前)1階=2018年10月撮影