施行2週間、状況は? 改正健康増進法・全面施行後の飲食業界
改正法が全面施行されて、10日~2週間たって、状況が報道されています。
公開順に紹介、まずは京都の報道です。
受動喫煙防止で全面禁煙「客足減る懸念も」 改正健康増進法で店舗割れる反応
=『京都新聞』2020年4月13日11:43=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“制度の周知も十分とは言い難い面もある”
“「たばこを吸わないお客さまからの反応が良くなった。分煙していた頃よりストレスが減っているように感じる」”
“パチンコ店……3月中旬から店内にポスターを張って周知しているが、「席でたばこを取り出そうとするお客さまにはその都度、説明している。客足が減る懸念はある」”
“市内の飲食店に2年前に実施したアンケートによると、回答した約1万1800店のうち67・1%が「全面禁煙」に移行し、28・5%は経過措置の適用を求める考えを示していた。
だが、市への届け出数は3月31日時点で1327件。健康長寿企画課は「3月には駆け込みの届け出が増えたが想定より少ない」”“分煙に関する相談対応を強化する日本たばこ産業(jt)は……社員訪問による「分煙コンサルティング」を実施している。「受動喫煙を防ぐためにも、分煙や禁煙は重要だ」(リレーション推進部)といい、今後も取り組みを進めていく方針”
東京の、古くからの、小規模店が密集している飲み屋街のルポ。
結局タバコは吸えるの?吸えないの?「改正健康増進法施行後の新宿ゴールデン街を歩く」
=『TOKYO HEADLINE』2020.04.14 Vol.729=
“同法は2018年7月に成立し、全面施行に向けてさまざまな準備が進められてきた…はずなのだがその実態は? 成立があまりに前過ぎて、うっすらと忘れかけている喫煙者も多いのでは?”
“小規模な店舗が多い中で「クリシュナ」は……ゴールデン街では指折りの大型店舗……客席面積が100平方メートルを超えることから、今回の改正健康増進法ではこの規模のお店ではこのままではタバコを吸うことはできない。
……4月からはどうするのか? 店長……「シガーバーと同じような形にすることにしました。シガーバーは飲食店なんですが、タバコを販売する許可を得て、喫煙目的施設としての認可を受けている。それと同じ施設になればタバコを吸ってもいいとのことでしたので、そちらの申請をしました」……業者の販売支店という形になるのだが、ゴールデン街ではこの形式を取るお店がほとんどのようだ。
その代わり、これには条件がある。
「二十歳未満は全面入店禁止。おつまみはOKなんですが、パスタや米、パンといった主食が禁止となります」ということでカレーライスやパスタといったメニューは外すことに……同店は姉妹店に「PAVO」という洋食のお店があるのだが、こちらは3月上旬に全面禁煙にした。これはPAVOは料理をメインにしているお店であることからの措置。店の特徴によって、オーナーが適宜判断したということだ……「ご飯はPAVOで、お酒はクリシュナで」ということに……お客さんの反応については「シガーバーのような形になっているので吸えますよ、とお伝えしたら、皆さんほっとしていました」”会員提供、新宿ゴールデン街の大きな看板(’20年4月3日撮影)
“……一人で営業するバー……「うちの場合は従業員がいないのと、小さいお店なので……このままの形で営業できるということは分かっていました」……ただそういったお店であることを証明するために「2020年4月1日以前に設置された飲食店であることが分かる書類」「客席面積は100平方メートル以下であることが分かる書類」「中小企業または個人経営であることが分かる書類」、そして「従業員がいないことが分かる書類」ということで確定申告書の提出が求められたという。
……豊富な種類のお通しとおにぎりといった食べ物があるのだが、このケースでは料理についても特に制約はないため、おにぎりも今まで通り”“ゴールデン街で飲み歩くようになって30年になるという常連……「従業員がいる場合は…という規則がよく分からない。オフィスでは受動喫煙が嫌な人がいるのは理解できますが、バーで働く人で“受動喫煙が嫌”という人は聞いたことがない。バーとタバコはセット……それを理解しないでバーで働くというのは、アパレル業界の人が自社のブランドの服のことをひとつも理解しないで働いてるに等しいと思うんです。でも、そもそもそんな人はいないわけで、バーの従業員で受動喫煙を嫌がる人というのは架空の人物設定じゃないかと……」”
最後の「30年の常連」は、なにをおかしな、勝手なことを言っているのだろう、と思います。
実際にバーに勤めていた知人の話では、従業員には、①受動喫煙を気にしない喫煙者②同・非喫煙者③受動喫煙をイヤと思う喫煙者④同・非喫煙者、が、ほぼ同じ割合でいたそうです。
当機構への相談者には、
「前はタバコの煙など気にしなかったが、日常的に受動喫煙にあっているうちに発症、わずかな煙や、柔軟剤など合成化学物質にも反応するようになって、苦しんでいる」という人が、数多くいます。 一例→第28号 – 2019年・秋号の解決した人の記事ご参照
なので、行政などで最近よくいわれるようになった、「望まない受動喫煙(を防止)」などという表現は、間違っているのです。頭で平気でも、体は望んでいないのです。
このようなしめくくりをする記事は、喫煙側・タバコ販促側の姿勢、といえるでしょう。
最近ステイホームの影響で住宅タバコ問題がさらに増加していませんか?
近隣宅の喫煙者が一日中家にいる時間が長いせいか、タバコばかり吸っています。
今までは、あのお宅には喫煙者がいないと思っていたが、実は喫煙者がいたということがわかったり、近隣宅における受動喫煙被害が日本中で増加しているのではないでしょうか。
家にいてやることないから、ひたすらタバコを吸う。
喫煙者の方は、吸う本数が増えています。
電子タバコも香料タイプがあるんでしょうか、やはり家の中に5分間くらいにわたり独特な臭いが入ってきます。それが繰り返される。しかも電子タバコはその空間に長く滞留して厄介です。その分体調か悪くなる時間が長くなるから。
春のポカポカ陽気になってきましたが、窓を開けるのに近隣宅の喫煙者がタバコを吸うタイミングに注意しなくてはなりません。
窓を閉め切っていても、朝起きると部屋の中にタバコ臭がして頭痛で目が覚めたのが本日の目覚めです。
最近はこうゆう朝を迎えることが多いです。
ステイホームは近隣宅の喫煙者による受動喫煙被害に耐える期間という側面があります。
早くタバコという依存症ビジネスが日本から消滅してほしいものです。