“受動喫煙のない国” ブータンでタバコ販売が解禁に?!
ブータンは、タバコの製造・販売が禁止されている、唯一の“受動喫煙撲滅”国です。(『STOP受動喫煙 新聞』でも会員の視察記を掲載、末尾)
しかし…?
「禁煙国家」ブータン、コロナ対策でたばこ販売を解禁
=『AFP』2020年8月29日20:54=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“ヒマラヤの王国ブータンで、長年禁止されていたたばこの販売が、新型コロナウイルスの流行対策として、異例にも解禁された”
“ 経済的利益よりも国民の幸福を重視する「国民総幸福量(GNH)」で知られるブータンは、1729年にたばこを取り締まる法が敷かれ……同国では今も喫煙は罪とされている”
“たばこの製造と販売、流通を2010年に禁止。だが政府が重い関税や税金を課した上で一定量のたばこ製品の輸入を認めていたため、隣国インドから密輸された闇市場が繁盛している”
“パンデミック……を受けて、ブータンは今年に入ってインドとの国境を封鎖。すると取引業者のインドへの入国が困難になったため、たばこの闇価格は4倍にまで跳ね上がった”
“インドとの間を往来していたブータン人の行商人が……検査を受け、陽性反応を示し……政権は再考を迫られ……国境をまたぐ感染リスクが抑えられるとして、長年禁止していたたばこの販売を解禁。同首相は一時的な措置だと強調している”
“国営の免税店でたばこ製品を購入できるようになり、たばこが……ロックダウン(都市封鎖)中も購入可能な生活必需品に加えられた”
“さらに、自宅待機中のヘビースモーカーからたばこを取り上げると、家庭内の緊張が高まる可能性があると主張……首相は、「治療したり習慣を変えさせたりするには悪いタイミングだ」と”
別の報道(なんかわかりにくい文ですが)。
COVID-19により、ブータンは10年前のたばこ禁止を解除しなければなりませんでした。 10歳のタバコ禁止はコロナのために取り除かれなければならなかった
=『有限会社キムズ』8月31, 2020=
『STOP受動喫煙 新聞』第16号–2016年10月には、受動喫煙撲滅のベテラン活動者・中久木一乘氏のブータン旅行記・タバコ状況視察記を掲載しています。
本当に受動喫煙がなく、滞在中「タバコのことを忘れてしまったくらい」だそうです。
しかし……?
画像は中久木氏ご提供、前述『STOP受動喫煙 新聞』掲載のブータンの写真の一部。このタバコの箱の意味は……? ぜひ本紙をお読みください。
☆中久木さんの海外視察記は、他に 第17号–2017年1月 アメリカ編~“ロスとラス”
第24号–2018年10月 ネパール編~“(ほぼ)禁煙国”
があります。