6割近くの人が禁煙の飲食店に行こう(喫煙可の飲食店は避けたい)と思っています ~「日本医療政策機構」アンケート調査結果

 受動喫煙のあるお店は避けようとする人のほうが多い、という調査結果を、
 民間の「日本医療政策機構」がまとめたとのことです。

 以下囲みは上の記事の一部抜粋・「……」は文省略・太字化は引用者によります。

 喫煙可の飲食店 6割が入店避ける 分煙も2割強
  =『毎日新聞』2018年8月29日 07時00分=

“喫煙できる飲食店に入るのを避けたい人は58%……分煙でも4分の1の人が入店を避ける”

“国民の嫌煙志向が色濃く出た結果”

“6月、成年男女1000人を対象に、行こうとした店が喫煙可(分煙含まない)だったら入るのを避けると思うか尋ねたところ、「そう思う」が58%と過半数を占めた。……分煙でも避けると答えた人は25%。加熱式たばこによる受動喫煙の健康への影響が気になる人も36%だった”

“同機構……は「飲食店ではたばこを避けたいと思う人が多いことを結果は表しており、店側は禁煙対策を一層推し進める必要がある」と指摘する”

 「喫煙できる飲食店は避ける」58% NPO法人が調査
  =『朝日新聞DIGITAL』8月30日05時01分=

“逆に、禁煙の店を避けると思うか、と尋ねると15.1%が「思う」とした”

 喫煙可の飲食店を避ける人は約6割、特に女性で顕著 分煙でも約25%が入店をやめると回答
  =『キャリコネニュース』8.30 =

“受動喫煙を経験したことがある場所としては、路上が61.5%で最も多く、2番目は飲食店(61%)、3番目はゲームセンターなどの遊技場(51.5%)だった。自宅という人も17%おり、家族からの受動喫煙に困っている人も少なくないようだ”

 報道のもとの発表はこちら

 【プレスリリース】「2018年 日本の医療に関する調査」(速報版)
  =日本医療政策機構=

“女性の約63%は「喫煙可」の飲食店への入店を避ける”
“「電気加熱式たばこによる受動喫煙」 の健康への影響が気になる人は……気にならい人を上回る”

 さらに、論説も。よく良い記事を書いている岩永記者です。

 自由に喫煙できる飲食店は6割が敬遠 加熱式たばこの健康影響も3分の1以上の人が気にしている
  =『BuzzFeed Japan』2018/08/28 17:01=

“調査結果からは、早くも国民の健康への願いとのズレが出始めていることがうかがえる”

   ☆   ☆   ☆   

 この事実を見てもまだ喫煙営業にこだわる店は、どんな方針なのでしょう……?
 なにか特殊な客層を目指している?
 ではなくて、単純に、経営についてよく考えてないだけかもしれません。

 しかし一方、この調査結果を、すこしきびしい目で見ますと……、

 これら市民の声は、よく読むと、(設問からして)「そう思う」「避けたい」です。
 “絶対”や、“ほとんどそうしている”……ではありません。

 じっさいは、人といっしょとか、近くによい店がなければ、入ってしまうという人は、多いのではないでしょうか。

 作家の林望氏が講演で「禁煙が進まないのは、非喫煙者の寛容性のせい」と主張されていて、なるほどとおもったことがあります。
 そのせいで、喫煙店に、「非喫煙者も来店しているから」と思わせてしまっているのかもしれません。

 受動喫煙にしっかり「拒否」の姿勢を示すことが、自分のため、社会のために、必要だとおもえます。

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6割近くの人が禁煙の飲食店に行こう(喫煙可の飲食店は避けたい)と思っています ~「日本医療政策機構」アンケート調査結果” に対して3件のコメントがあります。

  1. パンダ より:

    ユカタンさん

    私も前に図書館でタバコ2本が落ちているのを見ました。
    喫煙者はタバコを落としても気付かないのでしょうかね。
    ただ、箱ではなくむき出しのタバコで図書館には子供も居ます。
    親が図書館だからと安心して、気付かずに子供が口に入れる事もあります。
    自宅でもそれが問題になっていたはずです。
    非喫煙者ではなく喫煙者本人の事なのに、問題意識の無さには呆れます。
    これは合法としている事に問題があると思います。
    私も国が許可しているのだから、受動喫煙は影響がないのだろうと思っていましたから。
    まさかこんな病気になる物を許しているとは、何を信用していいのか分かりません。
    しかし、今は国を信用してはいけない事がハッキリと分かりました。

    親や祖母が喫煙者だと、子供の受動喫煙は防げませんよね。
    やっぱり喫煙者に受動喫煙の恐ろしさは伝わってないのでしょうね。
    恐ろしい限りです。

    法律を決めても伝わって無ければ、何の抗力もありません。
    罰金制度にすればタバコ税以上に、罰金税が入って来そうな勢いです。
    そして罰金を取られるなら、喫煙者も
    せざるを得ないし、罰金を払いたくない意識の方が上回るでしょう。

    ここまでしないと受動喫煙を守れないって、子供より、、、
    理解さえ出来ないなら、やっぱりタバコ廃止しか方法は無いようですね。
    タバコの有害物質は頭にも異常を来すのでしょうかね。

    1. ユカタン より:

      パンダさん、いろいろあっての中、ありがとうございます!
      図書館は、私も安心空間とは程遠いと感じます。
      自宅から歩いて5分程の場所に図書館と児童館が並ぶ場所があります。
      どういう訳か、図書館、児童館の外は、公園なのですが、未だにベンチに灰皿が置かれています。
      きっと、そこの人達か、お客さんが吸えるような変な気遣いでしょうね。
      図書館内は、とにかく静けさと臭いが敏感になります。
      あーやって、図書館と公園を煙草で行き来されれば、大変なことです。
      信じられないだらけで、私も生きにくいです。

      1. パンダ より:

        ユカタンさんは自宅だけで無く、行く先々での受動喫煙を受け、毎日大変な思いをされているんだなと思います。

        図書館と児童館の隣の公園に灰皿ですか。
        どちらも子供が利用する施設なので、外に出たら受動喫煙に遭いますよね。
        灰皿があるだけでタバコの有害物質は拡散されますよね。
        国民がくつろぎ、子供が健康的に遊べる公園でタバコの必要性は全く感じません。
        それどころか安心して居れる場所が無くなりますよね。
        設置した人は、木が有害物質を吸って綺麗な空気になるとでも思っているのでしょうか。
        公園の少ない木だけじゃ、人間の二酸化炭素を酸素に変えるだけで、精いっぱいだと思いますよ。

        室内だけの受動喫煙対策だけでは、受動喫煙は避けれないのに室内ばかりの対策をしていますよね。
        それも不十分ですが。
        本当に法律ばかりでどこまで法律違反なのかも分かりにくく、面倒な法律ばかりなので、いっそのこと早くタバコ廃止にして欲しいです。

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