「すかいらーく」チェーン全店が禁煙に! ≪中にも外にも喫煙所なし≫ 画期的な敷地内全禁煙! 社員の通勤時も喫煙不可
ファミレスなど飲食チェーン多数を展開する「株式会社すいかいらーくホールディングス」が、グループ全店を禁煙にするとの発表がありました。
しかも! 喫煙席をなくすだけでなく、店内喫煙室も、また店外の灰皿もなくし、「敷地内全面禁煙」にするというから、完璧です。
すかいらーく、9月から全店で全面禁煙 外の灰皿も撤去
=『朝日新聞DIGITAL』2019年3月20日08時00分=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“全店舗(約3200店)のうち約2300店に喫煙席や喫煙ブースがあるが、4月から順次、喫煙席は禁煙席に、喫煙ブースはおむつ交換や授乳スペースなどに改装することを検討しているという。店外の灰皿も撤去する”
すかいらーく全面禁煙化へ 社内のボーナス査定に影響も
=『NHK NEWS WEB』2019年3月19日 18時07分=→元の報道が非公開となったため、転載しているサイト『切明義孝の禁煙たばこ対策情報』のリンクに替えました。
“オリンピック・パラリンピックに向け、法律や条例により、飲食店で受動喫煙対策の強化が求められる中、ファミリーレストラン最大手が完全禁煙に踏み切ったことで、外食業界で禁煙化の動きが一段と加速しそうです”
“サイゼリヤがことし9月から、ココスもことし9月末までに禁煙化しますが、一部の店には喫煙室を設けるということです”
狭まる禁煙包囲網、すかいらーくも「敷地内全面」で
=『日経ビジネス』2019年3月22日=
“敷地内での喫煙も一切禁止する。一部の店舗で設置している灰皿は撤去。利用者には、駐車場での車中以外での喫煙なども遠慮してもらう。
ここまで徹底するのは、「短期的には喫煙者が離れて客数が減る可能性はあるが、家族連れなどの評価が高まり、前向きな効果が期待できる」(同社)という勝算があるからだ……反応が20件余り寄せられたが、そのほとんどが肯定的な意見だった”“改正法は飲食店での喫煙自体を禁じるわけではない。ただ、喫煙ニーズを取り込むことで業績を伸ばしてきた喫茶大手ドトールコーヒーは、月次の既存店売上高が1年余りの間、ほぼ前年割れを続けている。「分煙されていても煙の臭いが気になる」(30代女性)との声が強く、嫌煙派の増加が減収の一因になっているようだ”
“店内禁煙が常識になれば、喫煙可能な飲食店への風当たりがさらに強まる可能性がある。喫煙者ばかりが集まる店というイメージが定着すれば、非喫煙者を呼び寄せるのは難しくなるかもしれない……日本のすべての飲食店が課題を突きつけられている”
さて、本社の発表です。
2019年9月1日よりグループ全店舗で敷地内禁煙実施
=「株式会社すかいらーくホールディングス」公式サイト2019年03月20日=
“「すべてはお客様の笑顔のために」を経営の根幹に掲げ、全店舗の敷地内を禁煙とし、お子様、女性やご高齢のお客様を始め、受動喫煙を望まないお客様の健康に配慮した環境を整えます”
“従業員の禁煙をさらに推進するため、2014年8月から実施している全社禁煙運動、および正社員を対象とした禁煙支援ツールの支給・禁煙のための通院無料化を継続して実施”
現在の「電子タバコ」の回答→同「Q&A」電子タバコは喫煙席、禁煙席、どちらで利用できるのでしょうか?
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思えば、当機構が2011年に制作した『タバコの煙のない横浜関内 飲食店MAP』でもガストが載っていますが、掲載許可をとりに行った時、奥の喫煙席に気づかず(たしか店長も店内禁煙と言っていたような?)、分煙だったのに禁煙店と掲載してしまった、痛恨ミスがありました。
☆同MAPは現在、その後の閉店や新規禁煙店その他の最新情報を別紙折り込んで頒布しています。(当サイト掲載では原紙のままですのでご注意)
その後、産業医大(北九州市)の大和浩教授のチームが、福岡の街と似ているというので比較研究のためMAPを大量購入され、関内を何度も訪れて禁煙化率やPM2.5の測定を行いました。私も道案内をかねて協力しましたが、くだんのガストでは、喫煙席=簡単な壁仕切りのみで出入り口は扉なし=の入口近くの禁煙席ではタバコ臭く、PM2.5測定値も高濃度でした。
【追記】そのガスト関内店は、その後完全禁煙になったようです。
なお、同社は、2014年から社員の禁煙に取り組んできたと上記サイトにもありますが、2017年から通勤時も禁煙にしていました。
「通勤中も喫煙NG」すかいらーく 社員から「ブーイングない」ワケは
=『J-CASTニュース』2017/11/28 17:36=
“すかいらーくグループ社員の全面禁煙報道が波紋を広げている。通勤途中の喫煙も禁止する、という内容”
“「推奨」であり罰則はないし、そもそも3年前から「全社禁煙運動」を進めているため、社員には自然な流れとして受け止められている”
“2017年11月末を持って……本社オフィス屋上や社内の喫煙スペースをすべて廃止するほか、土日祝日を含め最寄りの駅、バス停から本社まで通勤途中の喫煙を禁じる。道なりに喫煙スペースがいくつもあるからだ”
“休憩の時間であっても周辺のコンビニ前で喫煙することも禁じる。「アイコス」などの電気加熱式たばこも同様”
“健康増進運動を進める中で、例え本社を全面禁煙にしても敷地外で吸われてしまえば元も子もない、という発想からだ。本社には……約300人が勤務している。違反者を見つければ注意はするが罰則はない”
“「食品を扱っているんだから、当然だよ。素晴らしい会社だ」
「社員の健康管理をちゃんとしてくれるホワイト企業ですね」”“「全社禁煙運動」を14年から進めている。そのため……「自然な流れ」によって実現……社員からはブーイングのようなものは起きていない”
写真は2017年に開業した、ガスト某駅前店の分煙の表示です(’19年3月、バスの車窓から撮影)。
ちょっとわかりにくいですね。高い位置だし、前を歩いていた時は気が付かなかったものでした。
(画像はクリックで拡大します)
(この「すかいらーく」は)喫煙室をベビールームにして、赤ちゃんのオムツ交換部屋にするんですよね。
赤ちゃんは喫煙室に入って大丈夫なのでしょうか。
エアコンからも三次喫煙で、乳幼児突然死症候群にはならないのですか?
安易に喫煙室を再利用するのは危険だと思います。
私は、喫煙していた所は三次喫煙で発作が出るので、行く事はないと思います。