受動喫煙で「感染症」増大の危険
話題の感染症、その感染リスク(危険性)について、当サイトでもおなじみ、タバコ問題啓発記事を多く書かれているフリーの石田記者が、外国の研究も調査しまとめています。
受動喫煙で、感染しやすくなるということです。
喫煙の「感染症」リスク〜受動喫煙も危険
=石田雅彦 ライター、編集者 2/11(火) 16:31=
以下抜粋、「……」は文省略・太字化は引用者によります。
“タバコを吸うとインフルエンザにかかりやすくなる。また、それ以外の全身の感染症にかかるリスクを高める。これはおそらく新型コロナウイルスに対しても同じと考えられ……禁煙は感染症の予防に効果的だ”
“感染症にかかりやすくなる高リスクは受動喫煙でも起きる。
母親が喫煙者の受動喫煙にさらされた子どもを調べた研究によれば、敗血症や細菌性髄膜炎などの病気を引き起こす髄膜炎菌に感染するリスクが受動喫煙で3.8倍(オッズ比)と最も高かった(※17)。また、子どもの受動喫煙と結核の感染の関係を調べた研究によれば、高収入の家庭ほど結核にかかるリスクが低くなり、年齢が上がれば上がるほど結核の感染リスクが高くなることがわかったという”
“ニコチンは、感染症にかかるリスクを高める原因の一つだ。アイコスなどの加熱式タバコには、紙巻きタバコと同様にニコチンが入っている。新型コロナウイルスを含む感染症にかかりにくくし、重症化を予防するためにも、喫煙者は……少なくともタバコを吸う際に受動喫煙の害をまき散らさないようお願いしたい”
受動喫煙・タバコは免疫を低下させるので、どんな病気にもかかりやすくなる・悪化する・ケガなども治りにくくなる、ということは、知られている当然のことですが、より注意して、受動喫煙は徹底的に避けましょう。
喫煙場所に誘われたり、被害に遭って苦情を言うなどの場合には、「感染しやすくなるとの研究発表があったので」と言うのもよいと思います。
写真は10年ほど前に写した、東京の病院の掲示です。
なお、病院の隣はJT本社ビルです。
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